自作したWebサイトをSFTPでアップロードした後、SSL証明書を導入した場合、HTTPからHTTPSへの移行が必要になります。しかし、HTTPのURLが検索結果に残ることがあり、これを修正する方法を解説します。
1. HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定
SSL証明書を導入した後、HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定を行うことが重要です。これにより、すべてのHTTPリクエストがHTTPSに転送されます。リダイレクト設定は、.htaccessファイルを使って簡単に行うことができます。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
これをサーバーのルートディレクトリにある.htaccessファイルに追加することで、HTTPからHTTPSへのリダイレクトが行われます。
2. Google Search ConsoleでのURL変更通知
検索結果に表示される古いHTTPのURLを修正するためには、Google Search Consoleを使用してURLの変更を通知することが有効です。Google Search Consoleで新しいHTTPSのURLを登録し、サイトマップを再送信することをお勧めします。
また、Google Search Console内で「URLの削除」ツールを使用して、HTTPのURLを検索結果から一時的に非表示にすることもできます。
3. 旧URLから新URLへのリンクの修正
サイト内のすべてのリンクがHTTPSで始まるように確認してください。内部リンクや画像URL、JavaScriptやCSSファイルのリンクがHTTPで始まっていると、HTTPSにリダイレクトされることなく、ブラウザで「Mixed Content」エラーが発生することがあります。
サイト内のリンクを一括で修正するには、WordPressの場合はプラグイン(例: Better Search Replace)を使用して、HTTPからHTTPSへの一括置換を行うことができます。
4. サイトマップの再送信とクロールの最適化
サイトマップを更新し、新しいHTTPSのURLをGoogleに再送信することが、検索エンジンに新しいページを正しくクロールさせるために重要です。サイトマップを送信することで、GoogleがHTTPSのURLを優先的にインデックスするようになります。
また、定期的にGoogle Search Consoleでクロールエラーがないかを確認することをお勧めします。
5. まとめ
HTTPからHTTPSに移行した後、サイトのURL変更をGoogleに通知し、内部リンクの修正やリダイレクト設定を行うことが重要です。これにより、検索結果に新しいHTTPSのURLが反映され、古いHTTPのURLが表示されなくなります。
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