FTP対応のオンラインストレージを使って大容量ファイルをバックアップする方法

クラウドサービス

レンタルサーバーでデータ容量が増加し、バックアップを別の場所に保存したい場合、FTP対応のオンラインストレージサービスを使用する方法があります。特に、大容量の圧縮ファイル(例えば17GB)を転送する必要がある場合、一時的に保存できるストレージサービスが求められます。この記事では、大容量のバックアップファイルを保存できるオンラインストレージサービスや代替手段について解説します。

大容量バックアップに適したオンラインストレージとは?

大容量のデータを保存するためには、FTP接続をサポートしており、かつ十分なストレージ容量を提供するオンラインストレージサービスが必要です。多くのオンラインストレージは、一定の容量制限や転送制限がありますが、大容量ファイルの転送を行いたい場合、特に「FTP対応」や「SCP」などのファイル転送方法に対応したサービスが有効です。

オンラインストレージサービスを選ぶ際は、保存したいデータ量や転送速度を考慮することが重要です。

FTP対応のおすすめオンラインストレージサービス

以下のオンラインストレージサービスは、FTP接続をサポートしており、大容量のデータを一時的に保存するのに適しています。

  • Google Drive:Google Driveは、FTP自体はサポートしていませんが、サードパーティのツール(例えば、Rclone)を使用することで、FTP接続に対応させることができます。15GBの無料容量から始められ、有料プランでさらに大容量を利用可能です。
  • Amazon S3:Amazon S3は、企業向けに提供されているクラウドストレージサービスで、FTPまたはSCPを使用した大容量ファイル転送が可能です。高い信頼性とセキュリティが特徴で、価格も使用量に応じて変動します。
  • Dropbox:Dropboxは、FTPを直接サポートしていませんが、サードパーティアプリを通じてFTP経由でファイル転送を行うことができます。大容量のファイルを簡単に共有でき、使い勝手が良いです。
  • Box:Boxは、企業向けのオンラインストレージサービスで、FTP転送に対応しています。高度なセキュリティ機能も搭載しており、大容量のファイル保存に向いています。

これらのサービスは、いずれも一定の無料容量を提供していますが、大容量のバックアップには有料プランが必要となります。

SCP(安全なファイル転送)を利用した代替手段

SCP(Secure Copy Protocol)は、安全にファイルを転送できる方法として広く利用されています。オンラインストレージサービスがFTPをサポートしていない場合、SCPを使用してファイルを直接サーバーに転送することができます。

サーバー間でのファイル転送が必要な場合、SCPを利用することで、よりセキュアで高速な転送が可能です。例えば、LinuxサーバーやMacでは、ターミナルを使って簡単にSCPを利用することができます。

大容量ファイルの転送時の注意点

大容量のファイルを転送する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 転送速度:インターネット接続の速度によって転送時間が大きく変わります。安定した高速インターネット接続を利用することをお勧めします。
  • サービスの容量制限:無料プランには容量制限があるため、大容量ファイルを扱う場合は、ストレージの容量を確認し、必要に応じて有料プランを選択してください。
  • セキュリティ:重要なデータを転送する際は、転送中のデータが暗号化されるサービスを選ぶことで、セキュリティリスクを軽減できます。

まとめ

大容量のバックアップファイルをオンラインで保存し、FTP経由で転送するには、FTP対応のオンラインストレージサービスや、SCPを活用する方法が有効です。Google DriveやAmazon S3、Dropboxなど、信頼性の高いサービスを利用することで、データ転送がスムーズに行えます。また、セキュリティや転送速度にも注意を払いながら、適切なサービスを選択することが重要です。

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