スマホのテザリングを使ってオンラインゲームをPCでプレイしているとき、pingが50msで安定しないことがあります。特にゲームのプレイ中に遅延を減らすことができるなら、ゲーム体験が向上するので、改善方法を試みたくなるのは当然です。この記事では、VPNを使ってpingを改善できるかどうか、また、テザリング時のpingを最適化する方法を解説します。
VPNを使ったpingの改善
VPNはインターネット接続を暗号化し、サーバーを通じて接続を行います。これにより、ゲームサーバーとの通信が変わり、場合によってはpingが改善されることがあります。しかし、全てのVPNが必ずしもpingを改善するわけではありません。VPNを使用すると、場合によっては逆にpingが遅くなることもあるため、試す価値はありますが、必ず効果があるとは限りません。
VPNを使用すると、ゲームデータがVPNサーバーを通過するため、最寄りのサーバーと繋がるかどうかがpingに影響を与えます。例えば、遠くのサーバーを経由して通信を行うと、逆にpingが増える可能性があります。最適なVPNサーバーの選択がping改善に寄与します。
VPNを使ってpingを下げるための設定
VPNを使用してpingを改善するためには、以下の設定を試みてください。
- 最寄りのサーバーを選択: ゲームサーバーと地理的に近い場所にあるVPNサーバーを選ぶことが重要です。VPNのサーバーリストから最も近いサーバーを選択しましょう。
- 高速なVPNプロトコルを選ぶ: VPNにはさまざまなプロトコルがあります。WireGuardやOpenVPNなど、高速で安定したプロトコルを選ぶことで、pingを下げることができます。
- サーバーの混雑状態を確認: 混雑したVPNサーバーを使うと、通信速度が遅くなり、pingが高くなることがあります。空いているサーバーを選ぶことも重要です。
テザリングの設定を最適化する
テザリング時のpingを改善するためには、VPNの設定に加えて、テザリング自体の設定も最適化することが役立ちます。
- 通信規格の選択: 使用するスマホの通信規格(4G, 5G)やWi-Fiの設定を最適化することが、pingの改善に役立つことがあります。Wi-Fiの使用時には、5GHz帯を使用することで通信速度が向上し、pingの遅延を減らせる場合があります。
- 帯域幅の制限: 同時に多くのデバイスが接続している場合、帯域幅が圧迫されてpingが遅くなることがあります。他のデバイスを切断し、帯域幅を確保することで、pingが改善することがあります。
- スマホのデータ通信環境を最適化: 可能であれば、5GやWi-Fiを使用して安定した接続を確保してください。4Gや3Gの接続では、どうしてもpingが遅くなる可能性があります。
まとめ
VPNを使うことでpingを改善できる場合がありますが、必ずしも効果的とは限りません。VPNサーバーの選定や使用するプロトコル、最寄りのサーバーの選択が鍵となります。また、テザリングの設定を最適化することもpingの改善に繋がるため、環境に合わせた最適化を行うことが重要です。
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