AzureのLog Analytics ワークスペースでカスタムテキストログ収集ルールを設定しようとした際に、2つ目のカスタムテキストログが非活性になり、選択できないという問題について解説します。この記事では、問題の原因と解決方法について詳しく説明します。
1. Azureでのカスタムテキストログ設定
Azureでカスタムテキストログを利用するには、データ収集ルールを作成して、Log Analytics ワークスペースにログ情報を送信する必要があります。カスタムテキストログルールは、特定のログファイルのデータを収集するためのルールです。通常、最初のカスタムテキストログルールは問題なく設定できますが、2つ目のカスタムテキストログルールが非活性になる問題が発生することがあります。
2. 非活性の原因
カスタムテキストログルールが非活性になる主な原因は、いくつかの設定が正しく行われていないことが考えられます。例えば、以下の要素が影響を与える可能性があります。
- データ収集ルールの制限: Azureでは、データ収集ルールの数には上限があるため、複数のカスタムテキストログルールを作成する場合、上限に達していると新しいルールを作成できなくなることがあります。
- アクセス権限の設定: カスタムテキストログルールを作成するためには、適切な権限が必要です。権限不足が原因で、2つ目のログルールが非活性になっている場合があります。
- 既存のルールとの競合: 既に作成されているカスタムテキストログルールと新しいルールが競合している場合、追加できないことがあります。
3. 解決方法
問題を解決するための手順は以下の通りです。
- データ収集ルールの上限を確認する: Azureでのデータ収集ルールの上限に達していないか確認し、必要に応じて不要なルールを削除するか、設定を変更してルール数を減らします。
- 適切な権限を持っていることを確認する: カスタムテキストログルールを作成するために必要なアクセス権限(例: Log Analytics Contributor)があるか確認します。
- ログファイルとルールの競合を確認する: 他のカスタムテキストログルールとの競合がないか、または同じログファイルが他のルールで設定されていないか確認してください。
4. 追加のトラブルシューティング
上記の方法で問題が解決しない場合、以下の追加手順を試してみてください。
- ログの形式と内容を再確認する: ログの形式や内容に問題があると、収集ルールが適切に動作しないことがあります。ログファイルの形式や内容が正しいか確認し、必要に応じて修正します。
- Azureサポートに問い合わせる: それでも問題が解決しない場合、Azureのサポートチームに問い合わせて、詳細なサポートを受けることができます。
まとめ
Azureでカスタムテキストログのデータ収集ルールを設定する際に、2つ目のカスタムテキストログが非活性になる原因には、データ収集ルールの上限や権限設定、ルールの競合などが考えられます。これらを確認し、必要な手順を実行することで、問題を解決できます。最終的に解決できない場合は、Azureサポートに問い合わせることが有効です。
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