Googleフォームを使ってアンケートやフォームを作成している際、フォームを開いた時刻や入力した時刻、次のページに進んだ時刻などを知りたいと考えることがあります。しかし、Googleフォーム自体はこれらの時刻を標準で記録する機能は提供していません。しかし、いくつかの方法でフォームの操作に関する時刻データを取得することができます。
1. Googleフォームで直接取得できるデータ
Googleフォームでは、フォームに入力された情報に加えて、各回答の「送信時刻」を自動で記録します。この送信時刻は、Googleフォームの「回答」タブで確認できるほか、Googleスプレッドシートに自動でリンクされる場合、スプレッドシート内でも表示されます。
ただし、この送信時刻はフォームの「送信ボタン」を押した時刻のみであり、フォームを開いた時刻や途中のページ遷移の時刻は記録されません。
2. Googleフォームの「ページ遷移」を記録する方法
Googleフォーム内のページ遷移(次のページに進んだ時刻)を記録する機能は標準ではありませんが、特定の質問項目が入力された時点でページ遷移が行われる場合、それを利用する方法もあります。例えば、フォームに進行状況を表示する質問を追加し、ユーザーがどの時点で進んだかを記録することができます。
これを実現するためには、Googleフォームの回答データをスプレッドシートにリンクさせ、その中でユーザーが各ページを移動したタイミングを記録する仕組みを自分で作る必要があります。
3. Google Apps Scriptを使ってカスタマイズする
Google Apps Scriptを使えば、Googleフォームの動作をより細かくカスタマイズし、ページ遷移のタイムスタンプを記録することができます。例えば、フォームの開始時刻を記録するために「フォームを開いた時刻」を自動で記録し、フォーム内で質問に答えた時点での時刻を記録することができます。
Google Apps Scriptを使ったカスタマイズ方法には、次のようなコードを使用して、ユーザーがフォームに入力した時刻を記録することが可能です。具体的なコード例や設定方法についてはGoogle Apps Scriptの公式ドキュメントやフォーラムを参照するとよいでしょう。
4. 他のツールとの連携で時刻データを取得する
Googleフォームの制限を超えて、フォームの開始時刻や進行中の操作の時刻を正確に記録したい場合、Googleフォームと連携できる他のツールやサービスを活用することも選択肢としてあります。例えば、ZapierやIntegromatなどの自動化ツールを使って、フォーム送信時にさらに詳細なデータをGoogleシートや別のデータベースに記録することができます。
これらのツールを使えば、フォーム操作時の時刻や条件に応じたアクションを記録することができ、より複雑な要件にも対応できます。
5. まとめ
Googleフォームでは、標準機能だけではフォームを開いた時刻や途中のページ遷移時刻を記録することはできませんが、Google Apps Scriptや外部ツールを使うことで、より詳細な時刻データを取得することが可能です。フォームの使い方に応じて、これらの方法を試してみてください。
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