質問者の方は、iCloudのストレージに課金しているものの、写真がバックアップできる容量に限界があると感じ、Googleフォトに移行したところ、無課金で全ての写真と動画をバックアップできたことに驚いています。なぜそのような違いがあるのか、そしてiCloud内の写真をGoogleフォトに移行した後にiCloudから削除することが可能かについて解説します。
1. iCloudとGoogleフォトのストレージ管理の違い
iCloudとGoogleフォトのストレージ管理には大きな違いがあります。iCloudはAppleのサービスで、iPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイスを中心に利用されることが多いです。iCloudの無料ストレージは5GBまでで、追加のストレージは月額で支払う形になります。
一方、GoogleフォトはGoogleのサービスで、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用でき、特に「高画質」設定では写真や動画を圧縮して無制限に保存できるため、多くのユーザーに支持されています。2021年6月1日以降、無制限の保存は終了しましたが、無料のストレージが15GBまで提供され、これがiCloudよりも有利に働く場合があります。
2. iCloudとGoogleフォトでの保存容量の差
iCloudにおいて、写真や動画はフルサイズで保存されるため、ストレージを圧迫しやすいです。無料プランは5GBまでで、その容量を超えると追加料金が発生します。iCloudストレージの課金は、例えば月額450円で50GBの容量が提供されるプランが一般的です。
一方、Googleフォトでは「高画質」で保存した場合、圧縮された写真や動画が保存され、圧縮後のデータは無制限で保存可能だったため、iCloudのように容量に困ることは少ないです。2021年6月以降もGoogleフォトは15GBまでの無料ストレージを提供しており、Googleドライブ、Gmailなども含まれるため、十分な容量が確保できる場合が多いです。
3. iCloud内の写真をGoogleフォトに移行後、iCloudから削除する方法
iCloudからGoogleフォトに写真を移行する方法は簡単で、まずGoogleフォトアプリをインストールし、バックアップを開始すれば写真がアップロードされます。その後、Googleフォトに写真が保存されていることを確認し、iCloud内の写真を削除することで、iCloudのストレージを節約できます。
注意点として、iCloud内の写真を削除すると、それらの写真はiCloudから消えますが、Googleフォトに保存されたものは引き続きアクセス可能です。移行作業後、iCloudストレージを圧迫することなく、Googleフォトに写真を整理して保存できるようになります。
4. 写真を移行する際の注意点
写真をiCloudからGoogleフォトに移行する際は、いくつかの注意点があります。まず、移行前にGoogleフォトの設定を「高画質」か「元の画質」を選ぶ必要があります。元の画質で保存すると、写真の品質はそのままですが、15GBの無料ストレージ内で管理されます。
また、Googleフォトに保存した写真が高画質であることを確認したら、iCloudのストレージを管理し、古い写真を削除することをおすすめします。これでiCloudの容量を効率的に使いながら、Googleフォトに写真を安全に保存できます。
5. まとめ
iCloudとGoogleフォトのストレージに関しては、保存方法や無料プランの違いがあるため、Googleフォトは特に写真や動画のバックアップに便利な選択肢です。iCloudのストレージが足りなくなった場合、Googleフォトに写真をバックアップし、iCloudから写真を削除することで、効率的にストレージを管理することができます。写真の保存方法や移行方法をしっかりと理解して、快適に写真を管理しましょう。
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