SEPでフルスキャン中に電源が落ちた場合の再スキャン設定方法

ウイルス対策、セキュリティ対策

SEP(Symantec Endpoint Protection)でフルスキャン中に誤って電源を落としてしまった場合、再度フルスキャンを自動で実行する設定ができるかどうかについて解説します。クライアント側でこのような設定を行いたい場合、どのようなオプションがあるのか、またその設定方法についてもご紹介します。

1. SEPでのフルスキャン設定について

SEP(Symantec Endpoint Protection)は、ウイルス対策やマルウェア対策を提供するため、定期的にフルスキャンを実行することが推奨されています。フルスキャンは、システム全体を徹底的にスキャンするもので、ウイルスや不正プログラムを早期に発見するために非常に重要です。

フルスキャンが途中で中断された場合、通常は再開の設定がされていないことが多いため、ユーザーは手動でスキャンを再開する必要があります。しかし、特定の設定を行うことで、電源が落ちた後でも自動的に再スキャンを開始させることが可能です。

2. 自動スキャン再開設定の確認

SEPには、スキャンが途中で中断された場合に自動的に再スキャンを行う設定は標準では用意されていません。しかし、スケジュール設定を活用することで、フルスキャンを定期的に自動で行うことは可能です。これにより、手動でスキャンを再開する手間を省けます。

具体的には、SEPの管理画面にアクセスし、「スケジュールされたタスク」セクションからフルスキャンの設定を確認し、再実行のスケジュールを設定できます。これにより、システムが再起動後に再度フルスキャンを実行するように設定できます。

3. スキャン中断後の再スキャンの設定方法

もしフルスキャンが途中で中断された場合に自動で再スキャンを行いたい場合、スキャンが終了するまで再試行するような設定を行うことができます。管理者が設定したスキャンポリシーに基づいて、システムの状態を監視し、必要に応じて再スキャンを行うようにする方法があります。

具体的な手順としては、以下の方法を試すことができます。

  • 管理画面からスキャンタスクを「強制終了」にして、新たにスキャンをスケジュール
  • スキャンの途中で電源が落ちた場合、自動的に再試行するような設定を追加(手動でスケジュールする)

4. 途中で電源が落ちた際のリスク管理

フルスキャンが中断されると、ウイルスやマルウェアの検出が遅れる可能性があるため、電源を落とさないようにすることが重要です。特に重要なファイルやデータがスキャン対象に含まれている場合、スキャンの途中で電源が落ちると、そのデータが適切に保護されない可能性があります。

定期的にバックアップを取ること、スキャン中に重要な作業を避けること、そして電源の管理を適切に行うことが推奨されます。

5. まとめ

SEPでフルスキャン中に電源が落ちた場合、自動で再スキャンを行う設定は標準では難しいですが、スケジュール設定を活用することで定期的にスキャンを実行できます。途中でスキャンが中断された場合には、手動で再スキャンを開始するか、管理画面からスキャンの再試行を設定することで、リスクを減らすことが可能です。また、電源管理に注意を払い、スキャン中は重要な作業を避けることが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました