OneDriveで「my.sharepoint.」と記載のあるURLのクラウド上で、ファイルの編集はできるが、移動や削除ができない問題が発生した場合、適切な権限設定が必要です。この記事では、その権限設定を管理者に伝えるための手順について解説します。
1. OneDriveでファイルを移動・削除するために必要な権限
OneDriveのファイルに対する権限には、基本的に「表示」、「編集」、「フルコントロール」の3つのレベルがあります。ファイルを移動や削除するには、「フルコントロール」または「所有者」権限が必要です。権限が「編集」のみでは、ファイルの移動や削除は行えません。
そのため、管理者にフルコントロール権限を付与してもらうことが必要です。
2. 管理者に権限変更を依頼する方法
管理者に権限変更を依頼する場合、次の手順を踏んで権限を変更してもらう必要があります。管理者に伝えるべき具体的な手順は以下の通りです。
- 管理者はSharePointサイトにアクセスします。
- 対象のフォルダやファイルの権限設定を開きます。
- 権限設定画面で、該当のユーザーの名前を選択し、権限を「フルコントロール」に変更します。
- 変更を保存して、ユーザーに権限変更を通知します。
これにより、ファイルを移動や削除する権限が与えられます。
3. SharePointの管理者画面で行う権限変更手順
管理者がSharePointの管理者画面で権限を変更する手順は以下の通りです。
- SharePointサイトにログイン後、「サイトの設定」を選択します。
- 「サイトの権限」をクリックし、該当するユーザーの権限設定を行います。
- ユーザーを選択後、「権限の編集」をクリックし、フルコントロール権限を付与します。
これでユーザーはファイルを移動したり削除したりできるようになります。
4. 権限変更後に確認すること
権限変更後、ユーザーが実際にファイルの移動や削除ができるかを確認することをお勧めします。必要であれば、ログイン後に権限を再確認し、正常に操作できることを確認します。
もしそれでも問題が解決しない場合は、再度管理者に連絡し、権限設定を再確認してもらいましょう。
5. まとめ
OneDriveでファイルの移動や削除を行うには、「フルコントロール」または「所有者」権限が必要です。管理者にその権限を付与してもらうためには、SharePointの管理者画面から適切な権限設定を依頼する必要があります。権限変更後は、再度確認を行い、操作ができるかをチェックすることをお忘れなく。
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