auスマホで室内通話の声が届かない?電波不良の原因と改善策を徹底解説

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スマートフォンの通話中に、相手の声は聞こえるのにこちらの声が届かないという現象に悩んでいる方は少なくありません。特に室内では電波環境が不安定になりやすく、auユーザーからも同様の報告が多数あります。この記事では、こうした通話トラブルの原因と、具体的な改善方法を解説します。

なぜ「声が届かない」現象が起こるのか?

通話中に相手の声は聞こえるのに、こちらの声が届かないケースは、「上り回線」の問題であることが多いです。スマホの通話は「下り(受信)」と「上り(送信)」に分かれており、建物の構造や周囲の環境により、上り回線だけが不安定になることがあります。

たとえば、鉄筋コンクリート造のマンションや地下にある部屋では、上り電波が遮断されやすく、音声が相手に届かなくなることがあります。これはauに限らず、他のキャリアでも発生する可能性がある問題です。

5Gにしても改善しない理由

「5Gにしても変わらない」という声も多いですが、これは5G電波の特性によるものです。5Gは高速通信が可能な反面、障害物に弱く、室内では届きにくいという欠点があります。

そのため、5Gの電波を拾っているつもりでも、実際には屋内での通話品質が悪化することがあります。特にauの5Gエリアは都市部中心に展開されており、電波が不安定な地域では4Gに切り替える方が安定することもあります。

すぐできる!通話品質を改善するための対処法

まず試してほしいのは、「VoLTEの設定をオンにする」ことです。VoLTE(ボルテ)は高音質通話を可能にする機能で、設定がオフになっていると通話品質が低下することがあります。

次に、スマートフォンの「ネットワーク設定のリセット」も効果的です。キャリアの自動選択やAPN設定が乱れていると、通話やデータ通信が不安定になる場合があります。設定 > 一般管理 > リセット > ネットワーク設定リセット の手順で実行可能です。

加えて、Wi-Fi環境下であれば「Wi-Fi通話(VoWiFi)」を有効にすると改善されることがあります。auでは一部の端末でこの機能に対応しており、設定から「Wi-Fi通話を有効にする」で切り替えが可能です。

屋内電波を強化する方法:フェムトセルやレピーターの活用

電波が物理的に届きにくい場合は、「フェムトセル」や「レピーター」といった機器の導入も有効です。フェムトセルは家庭用の小型基地局で、auでは「auフェムトセル」として無料貸出を受けられる場合があります。

もうひとつの選択肢であるレピーター(中継器)は、屋外の電波を屋内に再送信する装置です。これらを活用することで、特に窓の少ない室内でも通話品質が大幅に改善することがあります。

どうしても改善しない場合の最終手段

すべての対策を講じても通話品質が改善されない場合は、「auサポートに相談」することが推奨されます。無料で電波調査を依頼できるサービスもあるため、自宅や職場の電波状況を客観的に確認してもらうことができます。

また、通話が主な用途であれば、IP電話アプリ(例:LINE通話、Skypeなど)を併用するのもひとつの方法です。これらはデータ通信を使うため、Wi-Fi環境が整っていれば非常に安定した通話が可能です。

まとめ:室内での通話トラブルは改善可能

室内で「声が届かない」といった通話トラブルが起きる原因は、主に上り回線の電波障害や設定ミスによるものです。しかし、VoLTE設定やWi-Fi通話、ネットワークリセット、フェムトセルの導入など、改善策は多岐にわたります。

まずはスマホの設定を見直し、それでも解決しない場合は専門機器の導入やauへの相談を検討しましょう。状況に応じた適切な対策を取れば、屋内でも快適な通話が実現できるはずです。

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