Googleフォームを使ったイベント参加フォームを作成する際、特定の設問に回答上限を設定したいと考えることがあります。この記事では、Google Apps Script(GAS)を利用して、回答上限人数を設定する方法について解説します。特に、定員に達した質問を非表示にする方法に焦点を当てていきます。
1. Googleフォームの基本的な設定
Googleフォームを作成する際、設問を追加していくのは簡単です。しかし、特定の設問に対して「回答上限」を設ける機能は標準機能ではありません。そこで、Google Apps Script(GAS)を使うことで、フォームのカスタマイズを実現します。
まずは、Googleフォームを作成した後、Google Sheetsでフォームの回答を管理できるように設定します。フォームの設定画面で「レスポンスをスプレッドシートに保存」を選択することで、自動的に回答内容がスプレッドシートに記録されるようになります。
2. Google Apps Script(GAS)で回答上限を設定する方法
GASを使って、特定の設問(例えば、参加日程)に対して回答上限を設定することが可能です。まず、Google Sheetsを開き、「拡張機能」から「Apps Script」を選択して、スクリプトエディタを開きます。
次に、スクリプトを使って回答者の人数をカウントし、上限人数に達した場合にはその設問を非表示にするコードを記述します。この処理をフォームの送信時に自動で行うように設定します。
3. 質問ごとの回答制限を実現する方法
たとえば、設問②「●●●へ参加」の場合、日程ごとの定員数(例:A日程6名、B日程6名、C日程6名)の制限を設定する方法です。スプレッドシートで各日程ごとの参加人数をカウントし、その人数に達した場合はその日程を選択肢から外す、または非表示にすることができます。
これを実現するためには、Google Apps Scriptを使って、フォームにアクセスしたユーザーが日程を選ぶ際にリアルタイムで定員に達しているかをチェックし、適切な処理を行う必要があります。
4. 回答者が参加日程を選択できないようにする方法
特定の日程の定員が達した場合、その日程が選べないようにするには、Googleフォームの質問を動的に変更する必要があります。これは、Google Apps Scriptを使ってフォームの質問を編集することで実現可能です。
例えば、スクリプトを使って「A日程」の定員が達した場合、その日程を選択肢から除外する処理を実装します。これにより、フォーム上で不正な選択がされることを防ぐことができます。
5. まとめ:Googleフォームをより効果的にカスタマイズする方法
Googleフォームを使ってイベント参加フォームを作成する際に、回答上限人数を設定することは、Google Apps Scriptを使うことで実現できます。これにより、参加者数を適切に管理し、定員を超えることなくスムーズにイベントの申し込みを受け付けることができます。
Googleフォームをカスタマイズするには、少しのスクリプト作成が必要ですが、しっかりと設定することで、より便利で効率的なフォームを作成することができます。興味のある方は、Google Apps Scriptを活用して、さらに高度なカスタマイズに挑戦してみてください。
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