Googleカレンダーの共有予定で他人が登録したイベントの作成日を確認する方法とは?

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Googleカレンダーは複数人でスケジュールを共有できる便利なツールですが、他人が追加した予定が「いつ作成されたのか(登録日)」を確認したいと思ったことはありませんか?特に共有カレンダーを活用している職場やプロジェクトチームでは、予定の変更履歴や登録日を知りたいシーンがあるものです。この記事では、Googleカレンダーで他人が登録したイベントの作成日時を確認するための方法や、制限、代替手段について詳しく解説します。

Googleカレンダーの標準UIでは作成日時は見られない

Googleカレンダーのウェブ版やスマホアプリでは、イベントの作成日(登録日)を直接確認する機能は用意されていません。表示されるのはイベントの開始・終了時間や、編集者の名前、招待者リストなどで、「いつ登録されたか」までは表示されません。

特に、自分以外のユーザーが作成したイベントについては、閲覧権限が「閲覧のみ」の場合、詳細なメタデータにはアクセスできないため、作成日時の確認はさらに困難です。

Google Workspace利用者向け:監査ログを活用する方法

Google Workspace(旧G Suite)を利用している場合、管理者アカウントから「監査ログ(Audit Log)」を確認することで、誰がいつどのような予定を作成したかが分かる可能性があります。

以下は監査ログからイベント登録日時を確認する手順です。

  1. Google Workspace管理コンソールにアクセス
  2. 「レポート」→「監査」→「カレンダー」を選択
  3. 対象ユーザーやイベントのフィルタを設定
  4. アクティビティログ内に「イベント作成」などの操作履歴を確認

ただし、これは管理者権限があるユーザーのみ可能であり、個人アカウントのGoogleカレンダーでは利用できません。

イベント編集履歴で作成日時を推測する

Googleカレンダーではイベントに変更が加えられるたびに通知が届く場合があります。通知メールには「〇〇がイベントを作成しました」や「〇〇が時間を変更しました」といった履歴が残るため、メールの受信日時から作成日を推測するという方法もあります。

この方法はあくまで推測ベースではありますが、メールを自動でアーカイブしている場合はGmail内の検索機能を使って「イベント作成」「Google カレンダー」といったキーワードで絞り込むと有効です。

GoogleカレンダーAPIでメタデータを取得する方法

もう少し技術的な方法として、Google Calendar APIを利用すると、イベントの作成日(created)や更新日(updated)といったメタ情報を取得することが可能です。ただし、これにはOAuth認証やプログラミング知識が必要です。

以下はAPIから取得できる主なフィールドの一例です。

フィールド名 説明
created イベントが最初に作成された日時
updated 最後に編集された日時
creator イベントを作成したユーザーの情報

Google Apps ScriptやPythonのGoogle APIクライアントなどを活用すれば、共有カレンダー内のイベントの作成日を取得するスクリプトを構築することも可能です。

作成日時の記録を手動で補う方法

現状、Googleカレンダーの標準機能だけで他人のイベント作成日を明確に確認するのは難しいため、チーム内でのルールとして、「イベントのタイトルや説明欄に登録日を記載する」といった手動運用を取り入れるのも有効です。

たとえば、以下のようにイベントタイトルを工夫することで、履歴が分かりやすくなります。

  • 【登録:2024/05/01】プロジェクト進捗ミーティング
  • 【仮:05/04追加】デザインレビュー

このようにしておくことで、あとからでも登録日時が分かりやすくなります。

まとめ

Googleカレンダーでは、標準UIでは他人が登録したイベントの作成日を確認する方法は用意されていません。しかし、Google Workspaceの監査ログや、APIの活用、Gmail通知メールの活用といった方法で情報を得ることは可能です。

今後の管理を見据え、チーム内で登録ルールを明確にすることも重要です。業務や学習効率を高めるためにも、カレンダーの運用を一度見直してみましょう。

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