最近、Facebookを利用し始めた方の中で、「お友達かも」で昔の知人や同郷の人、会社の同僚が紹介される経験をした方も多いでしょう。しかし、なぜ自分が相手の情報を知っているわけでもないのに、相手が紹介されるのでしょうか?この記事では、この「お友達かも」の仕組みとカラクリを解説します。
1. Facebookの「お友達かも」の仕組み
Facebookの「お友達かも」は、あなたのプロフィール情報や、過去の交流、共通の友人関係などを元に表示されます。つまり、あなたが出身地や学校名、勤務先をプロフィールに記載した場合、その情報を基にFacebookは他のユーザーと照らし合わせて、関連性がありそうな人物を提案します。
このように、必ずしも直接的な繋がりがなくても、共通の背景を持つユーザーが「お友達かも」として表示されることがあります。共通の友達や知り合いがいる場合、それが強い接続の手がかりとなります。
2. Facebookが使う「友達の友達」理論
Facebookは「友達の友達」理論を基にして繋がりを提案します。つまり、あなたがフォローしている友達が、さらに他の友達と繋がっている場合、その友達の友達にあなたが「お友達かも」として提案されることがあります。
この理論は、相手が直接的にあなたを知っているわけではない場合でも、共通のネットワークを通じて接点を持つ可能性があることを示しています。たとえば、同じ学校、同じ職場、あるいは同じ地域に住んでいるなど、他の要素も関連しています。
3. 電話帳や連絡先情報の同期
Facebookは、スマホの電話帳や連絡先と同期する機能があります。これにより、連絡先に登録していない番号やメールアドレスがFacebookの「お友達かも」に表示されることもあります。この同期機能が原因で、相手があなたの連絡先に登録されていないにも関わらず、Facebookに提案されることがあるのです。
この設定をオフにすることで、Facebookはあなたの連絡先情報を利用して他のユーザーと繋がりを作ることを防ぐことができます。設定方法は「設定」>「連絡先の同期」から調整できます。
4. Facebookが利用する位置情報や共通の関心事
Facebookでは、位置情報や共通の関心事(グループ、イベント、ページなど)を元にして、「お友達かも」の提案を行うこともあります。たとえば、同じイベントに参加した人や、同じグループに参加しているユーザーが提案されることがあります。
この情報を使ってFacebookは、あなたが知らない間に共通の関心を持つユーザーと繋がりやすくするのです。特に、近くの場所に住んでいる場合など、地理的な要因も関係しています。
5. プライバシー設定の見直し
「お友達かも」の提案に関しては、プライバシー設定を見直すことで、表示される範囲を調整できます。具体的には、プロフィール情報の公開範囲や、誰に自分のアクティビティが表示されるかを制限することができます。
例えば、出身地や勤務先などの情報が広く公開されていると、その情報を基に他のユーザーがあなたを検索しやすくなります。プライバシー設定をしっかり管理することで、意図しない繋がりを避けることができます。
まとめ
Facebookの「お友達かも」機能は、共通の背景や関心事を元にして、ユーザー同士の繋がりを提案する仕組みです。あなたのプロフィール情報、連絡先情報、位置情報などがこの機能に影響を与え、知らない間に他のユーザーと接点を持つことが可能になります。
プライバシー設定を見直し、不要な提案を避けるための対策を講じることが重要です。自身の情報公開範囲を管理することで、より安心してFacebookを楽しむことができるでしょう。
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