Chromeを使用してECサイトでクレジット決済を行う際、セキュリティコードがカーソルオンで表示される問題について、詳細に説明します。設定で「お支払方法の保存」と「セキュリティコードの保存」がオフになっているにもかかわらず、なぜこの問題が発生するのか、そしてその解決方法について解説します。
Chromeのクレジットカード入力履歴が表示される原因
通常、Google Chromeでは、クレジットカードの情報やセキュリティコードを保存しない設定にしていれば、これらの情報が保存されることはありません。しかし、カーソルをセキュリティコードの入力欄に合わせると、入力履歴の候補が表示されることがあります。これは、Chromeの「フォーム入力履歴」機能によって、過去に入力した情報が記録されているためです。
たとえ「お支払方法の保存」や「セキュリティコードの保存」がオフになっていても、Chromeが以前の入力履歴を参照して、セキュリティコードが表示されることがあります。これはセキュリティ設定ではなく、フォーム入力履歴の管理によるものです。
解決策:Chromeのフォーム入力履歴の削除方法
この問題を解決するためには、Chromeのフォーム入力履歴を削除する必要があります。以下の手順で履歴を削除し、再発を防ぐことができます。
- Chromeを開き、右上の「3点アイコン」をクリックしてメニューを表示。
- 「設定」を選択し、「プライバシーとセキュリティ」をクリック。
- 「閲覧履歴データを消去」を選択。
- 「詳細設定」をクリックし、「フォームの入力データ」を選択して削除。
- 「データを消去」をクリック。
これで過去に入力したクレジットカード情報などの履歴が削除され、再度セキュリティコードの候補が表示されなくなります。
Chromeのオートフィル機能を無効にする方法
さらに、Chromeのオートフィル機能を完全に無効にすることで、将来的に自動入力が発生するのを防ぐことができます。オートフィル機能を無効にする手順は次の通りです。
- Chromeを開き、「設定」メニューを開く。
- 「自動入力」セクションを選び、「住所とその他の情報」や「支払い方法」の設定をオフにする。
- これにより、クレジットカード情報や住所情報が保存されなくなります。
オートフィル機能をオフにすることで、入力欄に個人情報が自動的に表示されることがなくなり、安全に決済を行うことができます。
再度問題が発生した場合の対策
万が一、再度セキュリティコードが表示される場合、ブラウザの設定や入力履歴の管理に問題がある可能性があります。これを防ぐためには、以下の対策を取るとよいでしょう。
- Googleアカウントで同期している場合、アカウント設定から「フォーム入力履歴」の同期を停止。
- 他のブラウザを使って、同じ設定を試す。
- Chromeのキャッシュと履歴を定期的に消去する習慣をつける。
まとめ
Chromeでセキュリティコードの候補が表示される問題は、フォーム入力履歴の管理が原因です。この問題を解決するためには、履歴の削除やオートフィル機能の無効化が有効です。定期的に履歴やキャッシュを管理し、安全なインターネット環境を維持しましょう。
コメント