OutlookをiPhoneとWindows PCでIMAP設定にて利用している場合、送信メールが一方のデバイスにしか表示されないという問題が発生することがあります。特に、iPhoneから送信したメールがPCのOutlookに表示されない、またはiPhoneの送信トレイに残ったままになるといったケースが報告されています。
IMAP設定の確認と送信フォルダの統一
IMAPを利用している場合、各デバイスで送信メールを保存するフォルダが異なると、同期の問題が発生します。iPhoneとPCのOutlookで同じ送信フォルダを使用するよう設定を確認しましょう。
iPhoneでの設定方法:
- 「設定」>「メール」>「アカウント」から該当のメールアカウントを選択
- 「アカウント」>「詳細設定」>「送信メールボックス」で、サーバ上の「Sent Items」フォルダを選択
この設定により、iPhoneから送信したメールもPCのOutlookと同期されるようになります。
iPhoneのOutlookアプリで送信メールが送信トレイに残る問題
iPhoneのOutlookアプリで送信したメールが送信トレイに残り、送信済みフォルダに移動しない場合、以下の対処法があります。
- アプリを再起動する: 一時的な不具合である可能性があるため、Outlookアプリを完全に終了し、再起動してみてください。
- アカウントの再設定: アカウントを一度削除し、再度追加することで問題が解消されることがあります。
これらの方法で問題が解決しない場合は、アプリのアップデートやiOSのバージョン確認も行ってください。
PCのOutlookで送信メールが同期されない場合の対処法
PCのOutlookでiPhoneから送信したメールが表示されない場合、以下の設定を確認してください。
- Outlookの「アカウント設定」>「アカウント設定」>該当のアカウントを選択し、「変更」>「詳細設定」>「送信メール」タブで、送信メールを保存するフォルダが正しく設定されているか確認
- IMAPフォルダの購読設定で、サーバ上の「Sent Items」フォルダが購読されているか確認
これらの設定を確認・修正することで、送信メールの同期問題が解消される可能性があります。
送信メールが同期されないその他の原因と対策
上記の設定以外にも、以下の要因が送信メールの同期問題を引き起こすことがあります。
- メールアカウントのパスワード変更後、各デバイスで新しいパスワードが正しく設定されていない
- Outlookがオフラインモードになっている
- ウイルス対策ソフトやファイアウォールがメールの送受信を妨げている
これらの要因を確認し、必要に応じて設定を見直してください。
まとめ
OutlookでiPhoneとPC間の送信メールが同期されない問題は、主に送信フォルダの設定やアプリの不具合が原因であることが多いです。各デバイスで同じ送信フォルダを使用するよう設定を統一し、アプリやアカウントの再設定を行うことで、問題が解消される可能性があります。設定の確認や修正を行っても問題が解決しない場合は、メールサービスのサポートに問い合わせることをおすすめします。
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