iCloudの料金が高く感じ、よりコストパフォーマンスの良い方法を探している方におすすめなのが、NAS(Network Attached Storage)を利用することです。NASは、自宅のネットワーク内でデータを管理・共有できる便利なデバイスで、写真や動画、ドキュメントのバックアップにも最適です。この記事では、iCloudからNASへの切り替え方法と、家族全員で使えるおすすめのNASを紹介します。
NASとは?クラウドストレージとの違い
NAS(ネットワーク接続型ストレージ)は、家庭やオフィスのネットワークに接続してデータを保存し、複数のデバイスからアクセスできるストレージデバイスです。iCloudなどのクラウドストレージと異なり、NASは物理的に自宅に設置されるため、月額料金がかからず、無制限にデータを保存できるというメリットがあります。
特に、iPhoneを使っている家族全員でデータを共有したい場合、NASは非常に便利です。家族全員が同じネットワーク内にいる場合、簡単にデータをアップロード・ダウンロードすることができ、外出先でもインターネット経由でファイルにアクセスすることができます。
NAS選びのポイント:2-4TBの容量を検討する
NASを選ぶ際、容量は2TB〜4TBを検討するのが一般的です。家族全員が使う場合、写真や動画、オフィスファイルなどをバックアップするためには十分な容量があります。特に、iPhoneで撮影した動画や写真は容量を大きく消費するため、あらかじめ大きめの容量を選ぶことをおすすめします。
また、NASの容量を選ぶ際には、データの増加を見越して少し余裕を持った容量を選ぶと良いでしょう。例えば、写真や動画の保存に加えて、映画や音楽なども保存したい場合、4TB以上の容量があると安心です。
外出先からでもアクセスできるNASの特徴
NASは家庭内での使用が基本ですが、外出先からでもアクセスできるようにすることができます。これには、インターネット経由でNASにアクセスできる機能が必要です。ほとんどのNASには、専用のクラウドサービスやアプリを使って、インターネット経由で自宅のNASにアクセスできる仕組みが備わっています。
例えば、SynologyやQNAPのNASは、「QuickConnect」や「myQNAPcloud」などのサービスを通じて、外出先からでもファイルにアクセスできます。これにより、家族がそれぞれ異なる場所にいても、スマホやPCから簡単にデータを出し入れできるようになります。
おすすめのNASブランドとモデル
NASを選ぶ際、信頼性の高いブランドを選ぶことが重要です。特に、iPhoneやiPadなど、Apple製品との互換性が良いNASを選ぶと、設定や利用がスムーズです。
1. **Synology DS220+**:Synologyは家庭用NASとして非常に人気の高いブランドで、初心者でも使いやすいインターフェイスを提供しています。DS220+は、2ベイモデルで、最大32TBの容量に対応しており、家庭での使用には十分な性能を備えています。
2. **QNAP TS-251D**:QNAPもまた、NAS市場で非常に評価されているブランドで、TS-251Dは4K動画のストリーミング機能を備え、外出先からでも高品質の映像を楽しめます。これもまた、iPhoneやiPadとの互換性が良く、写真や動画の管理に最適です。
まとめ:iCloudからNASへ切り替えるメリット
iCloudのようなクラウドサービスは便利ですが、容量が増えるごとにコストがかさみ、長期的に見ると高額になりがちです。NASに切り替えることで、初期投資は必要ですが、長期的にはコストパフォーマンスが良く、家族全員で簡単にデータを共有・バックアップすることができます。
2-4TBの容量を持つNASは、家庭での使用には十分で、外出先からでもアクセス可能な機能を持つモデルを選ぶことで、より便利に使うことができます。これにより、写真、動画、オフィスファイルの管理が一元化でき、安心してデータを保存・アクセスできるようになります。
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