Power Automateを使用して、SharePointのリストを別のリストへ移動させる方法は非常に便利ですが、設定方法に少しコツが必要です。この記事では、トリガーとして「リストが更新された場合」を設定し、更新されたアイテムだけを別のリストにコピーする方法を解説します。
Power Automateでの基本的なフローの設定
Power Automateを使ってSharePointリストを自動的に移動するためには、まずフローを作成する必要があります。フローは簡単に作成でき、SharePointリストが更新されると自動で別のリストにデータをコピーすることが可能です。
ここでは「リストが更新されたとき」をトリガーとして設定し、その際に変更されたアイテムのみを移動する方法を見ていきます。
1. Power Automateで新しいフローを作成
まずPower Automateにサインインし、「自動化されたフロー」を選択します。その後、トリガーを設定します。ここで設定するトリガーは「SharePoint – アイテムの更新時」です。
「SharePoint – アイテムの更新時」を選択することで、リスト内のアイテムが更新されたときに自動的にフローが開始されます。
2. トリガー設定:更新されたアイテムのみを選択
次に、リストが更新された際にその情報を取得するため、トリガーに必要な設定を行います。対象となるSharePointのサイトURLとリスト名を指定します。
「アイテムの更新時」トリガーでは、更新されたアイテムに関する情報が自動的に取得され、その後のステップで別のリストにコピーすることができます。
3. 更新されたアイテムを別のリストにコピー
フローの次のステップでは、取得したアイテムを別のSharePointリストにコピーする処理を追加します。「SharePoint – アイテムの作成」アクションを使用して、対象リストのフィールドに更新されたアイテムのデータを挿入します。
これで、リストが更新されるたびに、更新されたデータを自動的に別のリストにコピーするフローが完成します。
4. フローのテストと調整
フローを作成したら、テストを行い、動作を確認します。更新されたアイテムが正しく別のリストにコピーされているかどうかを確認してください。
問題が発生した場合は、フロー内でのデータの取得やコピー処理の設定を見直し、適切に調整します。
まとめ
Power Automateを使用することで、SharePointのリストを別のリストに簡単にコピーすることができます。トリガーに「アイテムの更新」を設定することで、更新されたデータのみを自動的に移動することが可能です。
この方法を活用することで、リストの管理が効率的になり、手動での作業を減らすことができます。ぜひこのフローを使って、業務の自動化を進めていきましょう。
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