法令の研究や実務において、現在は削除されている条文の内容を確認したい場合があります。これには、法令の改正履歴を追跡し、過去の条文を参照することが必要です。以下では、e-Gov法令検索やその他のオンラインリソースを活用して、削除された条文を閲覧する方法を解説します。
e-Gov法令検索を利用した削除条文の確認
e-Gov法令検索は、政府が提供する公式の法令データベースで、現行法令やその改正履歴を閲覧できます。特定の施行日時点の条文を表示する機能があり、過去の条文内容を確認する際に有用です。
具体的な手順は以下の通りです。
- e-Gov法令検索サイトにアクセスします。
- 検索バーに目的の法令名を入力し、該当の法令を選択します。
- 条文表示ページで、表示したい特定の施行日時点を選択します。
- 選択した日時点の条文が表示され、削除前の内容を確認できます。
この方法により、削除された条文の内容を把握することが可能です。詳細な操作方法については、e-Gov法令検索のヘルプページをご参照ください。
第一法規「D1-Law.com」の活用
民間の法令データベースである「D1-Law.com」も、法令の改正履歴を詳細に提供しています。このサイトでは、「条沿革」機能を利用して、特定の条文の改正履歴を確認し、過去の条文内容を再生することができます。
利用手順は以下の通りです。
- D1-Law.comにアクセスします。
- 目的の法令を検索し、該当の条文を表示します。
- 「条沿革」ボタンをクリックすると、該当条文の改正履歴が表示されます。
- 任意の施行日を選択すると、その時点での条文内容を確認できます。
このようにして、削除前の条文内容を閲覧することができます。ただし、D1-Law.comの利用には会員登録や有料プランが必要な場合がありますので、事前に確認してください。
国立国会図書館「日本法令索引」の利用
国立国会図書館が提供する「日本法令索引」は、明治19年以降の法令の制定・改廃経過を検索できるデータベースです。これを利用して、特定の法令の沿革を調べ、過去の条文内容を確認する手がかりを得ることができます。
利用方法は以下の通りです。
- 日本法令索引のサイトにアクセスします。
- 検索バーに目的の法令名を入力し、該当の法令を検索します。
- 表示された法令の沿革情報を確認し、必要に応じて関連する資料やリンクを参照します。
このデータベースを活用することで、削除された条文の内容や改正の経緯を把握することが可能です。
まとめ
削除された法令条文の内容を確認するには、e-Gov法令検索、D1-Law.com、日本法令索引などのオンラインリソースを活用する方法があります。これらのツールを適切に利用することで、過去の条文内容や改正履歴を効果的に調査することができます。目的や状況に応じて、最適な方法を選択し、必要な情報を取得してください。
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