DropboxとBoxでのローカルフォルダ同期の仕組みとファイル削除について

クラウドサービス

クラウドストレージサービスのDropboxやBoxを利用していると、ローカルフォルダとクラウド間の同期について気になることがあるでしょう。特に、ローカルフォルダ内でファイルを削除した場合に、クラウド内のファイルがどうなるのか、また、Boxアプリでもローカルフォルダとの同期が可能なのかについて知りたい方も多いはずです。この記事では、DropboxとBoxの同期の仕組みや、ファイル削除時の挙動について解説します。

Dropboxのローカルフォルダ同期について

Dropboxは、クラウドストレージとローカルストレージを簡単に同期させる機能を提供しています。ローカルフォルダに保存されたファイルがDropboxに自動的にアップロードされ、逆にクラウド上のファイルもローカルフォルダに同期されます。

もし、ローカルのダウンロードフォルダや書類フォルダ内に保存されたファイルをFinderで削除した場合、その削除操作はDropbox内のファイルにも反映されます。つまり、ローカルで削除したファイルはクラウド内でも削除されるため、注意が必要です。ただし、削除されたファイルはDropboxの「復元」機能を使って一定期間内に復元することが可能です。

Dropboxでファイル削除時の注意点

ローカルフォルダでファイルを削除した場合、クラウド内でもそのファイルが削除されますが、Dropbox内で削除されたファイルはゴミ箱に移動します。ゴミ箱内にあるファイルは、一定期間(通常30日)保持され、その期間内であれば復元が可能です。

もし、ファイルがゴミ箱に入った後に復元したい場合は、Dropboxのウェブサイトやデスクトップアプリから簡単に復元ができます。ただし、ゴミ箱から完全に削除した場合、そのファイルは永久に削除されます。

Boxでのローカルフォルダ同期

BoxはDropboxと同様にクラウドストレージサービスですが、ローカルフォルダとの同期機能については少し異なります。Boxを使う場合、ローカルフォルダとの同期を行うには、専用のアプリケーション(Box Drive)をインストールする必要があります。Box Driveを使うことで、PCのローカルフォルダとBoxのクラウド間でファイルの同期が可能になります。

ただし、Box自体には「Dropbox」と同じようにすべてのローカルファイルを同期する「デスクトップ同期」機能はありません。ファイルを同期させるためには、Boxにファイルをドラッグ&ドロップしてアップロードする必要があります。このため、BoxではDropboxのような完全自動同期のような動作は基本的に行われません。

Boxでのファイル削除と同期の挙動

Boxのアプリ(Box Drive)を使用してローカルフォルダ内のファイルを削除すると、削除されたファイルはクラウド上でも削除されます。ただし、BoxにはDropboxと異なり「ゴミ箱」に入らず、即座に削除されるわけではありません。Boxのウェブサイトやアプリから「履歴」機能を使って、誤って削除されたファイルを復元することが可能です。

ファイル削除後に復元する場合も、削除後一定期間内であれば復元が可能です。復元には、Boxの「削除されたアイテム」セクションから操作が必要です。

まとめ

DropboxとBoxのローカルフォルダ同期については、両者に共通する点もありますが、動作の違いもあります。Dropboxではローカルフォルダで削除したファイルがクラウド内でも削除され、ゴミ箱から復元できる機能が提供されています。一方、Boxではファイルを手動で同期する必要があり、削除後も復元のために「削除されたアイテム」セクションを活用する必要があります。

どちらのサービスでも、ローカルフォルダで削除したファイルがクラウドに影響を与えることに注意し、適切にバックアップを取ることをお勧めします。

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