deco X50を使用して3台でメッシュWi-Fiを構成し、eo光の契約をしている場合に、ルーターモードからブリッジモードに変更した際にWi-Fiが繋がったままになっているという現象についての疑問が生じました。この記事では、この設定がどのようなものなのか、また、どのモードが最適なのかについて詳しく解説します。
deco X50のモードとその違い
deco X50は、Wi-Fiメッシュシステムとして、家庭やオフィス内で広範囲に安定したWi-Fi接続を提供するために設計されています。deco X50には「ルーターモード」と「ブリッジモード」があり、それぞれ異なる機能を提供します。
- ルーターモード: ルーターモードでは、decoがインターネット接続の管理を行います。これは、インターネット回線が直接接続され、decoがDHCP(IPアドレスの配布)を行う設定です。
- ブリッジモード: ブリッジモードでは、decoは既存のルーターの補助的な役割を果たし、Wi-Fiの拡張のみを担当します。この設定では、インターネット接続やIPアドレスの管理は他のルーターが行うことになります。
Wi-Fi接続が繋がっている理由
deco X50がブリッジモードに設定された場合でもWi-Fi接続が維持される理由は、decoがブリッジモードでもWi-Fiの拡張機能を有しているためです。ブリッジモードでは、decoはインターネット接続やIPアドレス管理は行いませんが、Wi-Fi信号を他のルーターに対して拡張し、ネットワーク内のデバイス間での接続を維持します。したがって、Wi-Fiは問題なく使用できます。
decoをルーターモードに戻すべきか
deco X50をルーターモードに設定することが最適かどうかは、使用するネットワークの環境に依存します。以下の条件に基づいて最適な設定を選ぶことが重要です。
- 既存のルーターが機能している場合: もし既存のルーター(例:eo光のレンタルルーター)が正常に動作しており、インターネット接続やIPアドレス管理が行われている場合、decoをブリッジモードに設定するのが最適です。
- インターネット回線管理をdecoに任せたい場合: インターネット接続の管理をdecoに任せたい場合は、decoをルーターモードに設定する必要があります。この設定では、decoがIPアドレスを配布し、ネットワーク全体の管理を行います。
最適な設定方法
ネットワーク環境や使用目的に応じて、decoの設定を変更することが重要です。もしdecoをメインのルーターとして使用したい場合は、ルーターモードに設定してください。一方で、既存のルーターが引き続きインターネット接続を管理し、decoをWi-Fiの拡張機能として使用するのであれば、ブリッジモードを選択しましょう。
まとめ
deco X50の設定にはルーターモードとブリッジモードがあり、それぞれ異なる役割を果たします。ネットワークの構成に応じて、どちらのモードを選ぶかを決定することが重要です。ブリッジモードではWi-Fiは繋がったままで、インターネット接続やIPアドレスの管理は他のルーターが行うため、状況に応じて設定を調整しましょう。
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