スマートフォンでの写真管理をより安全に、そして整理しやすくするために「Files by Google」の安全なフォルダを活用している方は多いでしょう。特にプライベートな写真やファイルを守る手段として便利なこの機能ですが、「安全なフォルダの中にさらにフォルダを作成して、写真を整理することはできるのか?」という点で疑問を持つユーザーも少なくありません。この記事では、その可否と整理のための代替策について詳しく解説します。
安全なフォルダとは?基本機能のおさらい
Files by Googleの安全なフォルダは、PINやパスコード、または指紋認証によって保護された、セキュアなエリアです。この中にファイルを移動することで、他人に簡単に見られないようにすることができます。
写真やドキュメント、動画などさまざまなファイル形式に対応しており、スマホ内の重要なデータをしっかり保護できる点が特長です。
安全なフォルダ内にさらにフォルダを作成できるか?
結論から言うと、Files by Googleの安全なフォルダ内に、新しくフォルダを作成することはできません。
安全なフォルダは「1つの保護エリアにファイルを保存する」仕組みであり、階層構造を持たせる(=フォルダを作る)機能は現在のバージョンではサポートされていません。そのため、フォルダごとに写真を分類することはできず、すべてのファイルが1画面に一覧で表示される仕様となっています。
安全なフォルダでの整理が難しい場合の代替方法
安全なフォルダにフォルダを作れないからといって、整理をあきらめる必要はありません。以下のような代替方法を活用することで、プライバシーを保ちつつも快適にファイル管理が可能になります。
1. ファイル名で分類・ソートする
フォルダが作れない代わりに、ファイル名の先頭に「カテゴリ名」を入れることで整理がしやすくなります。たとえば。
- 【旅行】2023沖縄.jpg
- 【家族】誕生日ケーキ.jpg
- 【趣味】イラスト01.jpg
このようにしておくと、Files内でソートしたときにある程度まとまりを持たせて閲覧できます。
2. 外部アプリで暗号化+フォルダ管理
どうしてもフォルダで分類したい場合は、他のセキュリティアプリを検討してみるのも手です。例えば。
これらはPINロック付きのフォルダを作成でき、階層構造にも対応しているものが多く、写真の整理に非常に便利です。
安全なフォルダに向いている使い方
Files by Googleの安全なフォルダは、あくまで「一時的・最小限の秘密の保管場所」として設計されています。たとえば。
- スマホを誰かに貸すときに見られたくない写真
- 公共の場で使うときに一時的に隠しておきたいファイル
といった使い方に向いており、大量の写真を細かく整理する用途にはあまり適していません。
まとめ
Files by Googleの安全なフォルダでは、サブフォルダの作成はできません。その代わり、ファイル名を工夫することで整理性を高めたり、外部アプリを併用してフォルダ構造を実現することが可能です。目的に応じてツールを使い分け、安全かつ効率的に写真やファイルを管理しましょう。
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