メールのヘッダーに記載される「remorte_addr」は、送信元のIPアドレスを示しており、この情報を基にメールの発信元を特定することができます。この記事では、remorte_addrが示すIPアドレスの確認方法と、それが意味する送信元地域について詳しく解説します。また、IPアドレスが示す位置情報が完全に信頼できるものではない理由についても説明します。
remorte_addrの意味と役割
メールのヘッダー情報に含まれる「remorte_addr」は、メールが送信された元のIPアドレスを示しています。このIPアドレスを使うことで、どの地域からメールが送信されたのかをある程度特定することが可能です。たとえば、IPアドレスが東京のものであれば、東京から送信された可能性が高いと言えます。
しかし、IPアドレスを使った位置情報は、必ずしも正確ではない場合があるため、慎重に解釈する必要があります。
IPアドレスの地域情報の確認方法
IPアドレスから位置情報を確認するためには、IPアドレス検索ツールを使う方法が一般的です。これにより、IPアドレスがどの地域に関連付けられているかを知ることができます。たとえば、172.70.49.123のようなIPアドレスが東京を示す場合、その情報を基に東京からの送信であると推測することができます。
ただし、この情報はプロバイダやネットワークの設定によって異なることがあり、必ずしも送信元の正確な位置を示しているとは限りません。したがって、IPアドレスの位置情報を元にした推測は参考程度にとどめておくべきです。
複数の地域が疑われる場合の対応
質問者が指摘するように、岐阜や愛知、東京といった複数の地域が疑われる場合、それぞれの地域に関連するIPアドレスの範囲を調べ、送信元を特定する方法を考える必要があります。たとえば、特定の地域に割り当てられたIPアドレスの範囲が存在するため、その範囲に一致するIPアドレスが記載されている場合、その地域からの送信であると判断できます。
しかし、プロキシサーバーを使ってIPアドレスを隠すことができるため、IPアドレスだけで確実に送信元を特定することは難しい場合があります。
送信元のIPアドレスが示すもの
remorte_addrに記載されたIPアドレスが示すのは、基本的には「メールが送信されたサーバーのIPアドレス」であり、必ずしもそのサーバーが物理的に存在する場所を示すわけではありません。メールの送信者がVPNやプロキシを使用している場合、実際の送信元が異なる場所である可能性もあるため、この情報を過信することは避けましょう。
また、送信元が特定できたとしても、その情報だけで完全に不正行為を立証することは難しい場合があります。さらに調査が必要になることを考慮しましょう。
まとめ
remorte_addrに記載されたIPアドレスから送信元を特定することは可能ですが、位置情報が完全に正確であるとは限りません。特にVPNやプロキシを利用することで、実際の位置情報が隠されることがあります。
メールの送信元を特定するためには、IPアドレスの情報を参考にしつつ、他の手段と組み合わせて調査を進めることが大切です。もし疑わしい活動が続く場合は、セキュリティ専門家に相談することも一つの方法です。
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