iCloudのストレージ容量に関する問題に悩んでいる方は少なくありません。写真を削除したり、共有アルバムに移動したりしても空き容量が増えないという場合があります。また、iCloudの「写真」アプリで表示される枚数と、実際のiCloud内の枚数が異なることもあります。この記事では、iCloudのストレージが空かない理由とその対策方法を詳しく解説します。
iCloudストレージが増えない原因とは?
iCloudストレージが空かない理由はいくつか考えられます。まず一つは、写真や動画を削除しても完全に削除されていない場合です。iCloudの「最近削除した項目」フォルダに写真や動画が残っていることがあります。このフォルダ内のアイテムは、30日間保持され、その後完全に削除されますが、これが原因でストレージが増えない場合があります。
次に考えられる原因は、iCloud内で別の種類のバックアップやデータが増えていることです。例えば、iCloudのバックアップやアプリのデータが大きくなっている場合、写真が削除されてもストレージにあまり影響を与えないことがあります。
写真が1000枚表示される理由
写真アプリで表示される枚数とiCloud内の写真枚数に差がある場合、iCloud内に保存された「オリジナルの写真」と「サムネイル」など、異なる形式のデータがあることが考えられます。iCloudでは、写真や動画のオリジナルデータと圧縮されたサムネイルデータが同時に保存されるため、表示される枚数と実際にiCloudに保存されている枚数が異なることがあります。
さらに、iCloudの「写真の最適化」機能が有効になっている場合、デバイスに保存されている写真は圧縮され、オリジナルの写真はiCloudに保存されることがあります。この設定により、iCloud内のデータは増加する一方、デバイスには圧縮された写真のみが表示されることになります。
iCloudストレージを整理する方法
iCloudのストレージを整理するためには、いくつかの方法があります。まず、iCloud内の「最近削除した項目」フォルダを確認し、不要なアイテムを完全に削除することが重要です。これにより、実際に不要なデータがストレージから消去され、空き容量が増えます。
次に、iCloudバックアップの設定を見直すことが有効です。特に、不要なアプリのバックアップを停止することで、ストレージの節約が可能です。設定アプリから「iCloud」→「ストレージ」→「管理」を選び、バックアップ対象のアプリを確認し、不要なアプリのバックアップをオフにすることができます。
写真の管理方法を見直す
写真アプリでのストレージ使用を管理するためには、「iPhoneのストレージを最適化」の設定を確認することが大切です。この設定をオンにすると、iCloudにオリジナルの写真を保存し、デバイス上には圧縮された写真のみを保持します。これにより、デバイスのストレージを節約し、iCloudストレージを効率的に活用できます。
また、iCloudの「写真と動画をフル解像度で保存」を選択している場合、デバイス上にもオリジナルデータが保存されるため、ストレージを大量に消費することがあります。不要な写真や動画を削除することで、ストレージを大幅に空けることが可能です。
まとめ
iCloudのストレージが増えない理由として、削除した写真が完全に消去されていないことや、バックアップデータが影響していることがあります。また、iCloud内の写真がサムネイルとオリジナルデータで異なる枚数として表示されることもあります。ストレージを管理するためには、最近削除した項目を確認したり、バックアップ設定を見直すことが効果的です。
これらの方法を試して、iCloudのストレージを効率的に管理し、空き容量を増やすことができるでしょう。
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