WordPressでサイトを作成した後、ドメインやURLが気に入らない場合、変更したくなることがあります。特に最初は適当に決めてしまったURLに後悔することもありますよね。今回は、WordPressサイトのURLやドメインを変更する方法について詳しく解説します。
WordPressのドメインを変更する前に確認すべきこと
ドメインを変更する前に、まずいくつかの重要なポイントを確認しましょう。変更作業はサイトに影響を与える可能性があるため、慎重に進めることが大切です。
- バックアップを取る: ドメインを変更する前に、必ずサイト全体のバックアップを取っておきましょう。万が一、変更中に問題が発生しても、バックアップがあれば元に戻せます。
- 新しいドメインの準備: 新しいドメインを購入していない場合は、まず新しいドメインを取得する必要があります。
- SSL証明書: SSL証明書を使っている場合、新しいドメインでもSSL証明書の設定を行う必要があります。
WordPressでドメイン名を変更する方法
WordPressサイトのURL(ドメイン名)を変更する方法は、いくつかのステップに分けて行います。具体的な手順を見ていきましょう。
1. WordPressの管理画面で設定を変更する
まずはWordPressの管理画面にログインし、以下の手順でドメイン名を変更します。
- 管理画面から「設定」→「一般」を選択します。
- 「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」のフィールドに、新しいドメインを入力します。
- 変更後、「変更を保存」をクリックします。
2. データベース内のURLを変更する
WordPressの管理画面からURLを変更しただけでは、データベース内に古いURLが残っている場合があります。これを修正するために、プラグインを使うか、直接データベースを操作する必要があります。
簡単に変更するためには、「Better Search Replace」などのプラグインを利用するのがおすすめです。このプラグインを使うことで、データベース内の古いURLを新しいURLに一括で置き換えることができます。
リダイレクトの設定でSEOを守る
ドメイン名を変更すると、旧URLが検索エンジンでインデックスされている場合、SEOに影響を与えることがあります。この影響を最小限に抑えるために、リダイレクトを設定して、新しいURLに自動的に転送させることが重要です。
リダイレクトは、.htaccessファイルを編集するか、プラグイン「Redirection」を使って設定することができます。これにより、旧URLにアクセスしたユーザーは自動的に新しいURLに転送されます。
SSL証明書の設定を忘れずに
新しいドメインでHTTPS接続を使用している場合、SSL証明書の設定を変更する必要があります。新しいドメインに対してSSL証明書を取得し、インストールすることで、セキュリティを保ちながらサイトを運営できます。
SSL証明書を設定するには、ホスティングサービスから提供される手順に従うか、無料のSSL証明書サービス(例:Let’s Encrypt)を利用することができます。
ドメイン変更後の最終チェック
ドメインを変更した後は、以下の点を確認して、変更が正常に反映されているかをチェックしましょう。
- サイトのリンクが正常に動作するか確認: サイト内のリンクが新しいURLに正しくリダイレクトされるかを確認します。
- SEOツールでインデックスの確認: Google Search Consoleなどのツールで、新しいURLが正しくインデックスされているかを確認します。
- 速度やパフォーマンスの確認: サイトの表示速度やパフォーマンスに問題がないかをチェックします。
まとめ:ドメイン変更の手順と注意点
WordPressでドメインを変更することは可能ですが、変更作業には慎重を期すことが重要です。バックアップを取り、リダイレクト設定を行い、SSL証明書の更新も忘れずに実施しましょう。手順通りに進めることで、スムーズに新しいURLに変更できます。
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