Wi-Fiルーターをブリッジモードで使う際、SSID(ネットワーク名)がどうなるかは、ルーターのモデルや設定によって異なります。特に、新旧の機器を組み合わせて使用する場合、どのようにSSIDが表示されるのかは混乱を招くことがあります。この記事では、Wi-Fiルーターをブリッジモードで使用する際のSSIDの挙動や設定方法について解説します。
1. ブリッジモードとは?
まず、ブリッジモードとは、ルーターをアクセスポイント(AP)として機能させ、既存のネットワークに無線で接続するモードのことです。この設定を使うことで、別のルーターからのインターネット接続をWi-Fiで中継し、家全体で安定したインターネット接続が可能になります。
ブリッジモードでは、通常、ルーターのDHCP機能が無効化され、IPアドレスの管理を親機(メインのルーター)が行います。このため、接続先のSSIDは親機と同じになることが一般的です。
2. 新しい機器と古い機器を使う際の違い
Wi-Fiルーターを新しい機器と古い機器を組み合わせて使う場合、設定によってSSIDの挙動が変わります。例えば、新しい機器では親機(ルーター)と同じSSIDが表示されるのが一般的です。これは、ブリッジモードが正しく設定されている証拠です。
一方、古い機器(例えばWHR-HP-G54など)をブリッジモードで使う場合、親機のSSIDではなく、古い機器独自のSSIDが表示されることがあります。これは、古い機器が完全にブリッジモードに対応していないか、設定に問題がある場合に起こる現象です。
3. SSIDが複数表示される理由
Wi-Fiルーターがブリッジモードで動作している場合、親機と子機(アクセスポイント)で異なるSSIDが表示されることがあります。これは、子機が親機の設定を正しく引き継げていない、もしくはSSIDの設定が手動で行われている場合に発生します。
例えば、新しい機器が親機のSSIDを引き継ぎ、古い機器が自分自身のSSIDを表示するのは、設定ミスやモード設定の違いによるものです。ブリッジモードでは、通常、親機と子機が同じSSIDを共有することが理想ですが、古い機器ではこの設定がうまくいかないことがあります。
4. ブリッジモード設定のチェックポイント
ブリッジモードでWi-Fiルーターを使用する際には、設定が正しく行われているかを確認することが重要です。以下の点をチェックしましょう。
- 親機と子機の両方がブリッジモードに対応しているか
- SSIDの設定が一致しているか(親機と同じSSIDを使用する設定)
- 子機のDHCP機能が無効化されているか
- 親機のセキュリティ設定が子機に引き継がれているか
これらの設定を確認することで、SSIDの重複表示や、接続先が混乱する問題を防ぐことができます。
5. まとめ
Wi-Fiルーターをブリッジモードで使用する際、SSIDの挙動が機器によって異なることがあります。新しい機器では親機と同じSSIDが表示されるのが理想ですが、古い機器では独自のSSIDが表示されることがあります。この問題は、設定や機器の対応状況に起因することが多いです。
適切な設定を行い、SSIDが正しく表示されるようにすることで、安定したネットワーク環境を構築することができます。ブリッジモードを利用する際は、設定内容を再確認し、必要に応じてアップデートを行うことをおすすめします。
コメント