光回線契約後に特定のサイトしか開けない原因と対処法

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光回線を契約したのに、特定のサイト(GoogleやYouTube)しか開けないというトラブルに遭遇することがあります。特にIPv6オプションが影響している可能性も考えられます。本記事では、光回線接続後に発生するこの問題の原因と、具体的な対策について解説します。

光回線で特定のサイトしか開けない原因

光回線を契約した後、特定のサイト(GoogleやYouTube)だけ開ける場合、以下の原因が考えられます。

① IPv6オプションが影響している

契約時にIPv6オプションが適用されていると、一部のウェブサイトが正常に表示されない場合があります。これは、プロバイダーがIPv4とIPv6をどのように処理しているかによるもので、特にIPv6ネイティブ接続を優先する設定になっている場合に発生しやすいです。

② DNSの設定が適切でない

インターネットの接続にはDNS(ドメインネームシステム)が重要な役割を果たしています。GoogleやYouTubeは「GoogleのDNS」が正しく機能していればアクセス可能ですが、その他のサイトではプロバイダーのDNSサーバー設定が影響する可能性があります。

③ ルーターの設定が影響している

引っ越し後に新しいルーターを使用している場合、IPv4 over IPv6(MAP-EやDS-Lite)が正しく設定されていない可能性があります。これにより、IPv4の通信がうまく行われず、一部のサイトに接続できなくなることがあります。

④ セキュリティソフトやファイアウォールの干渉

セキュリティソフトやWindowsのファイアウォール設定が厳しすぎると、一部のウェブサイトの通信がブロックされることがあります。

特定のサイトしか開けない場合の対処法

上記の原因を踏まえて、問題を解決するための具体的な対策を紹介します。

① IPv6を一時的に無効化してみる

IPv6オプションが影響している可能性があるため、一時的にIPv6を無効化し、IPv4のみで接続できるか試してみましょう。

  • Windowsの場合:「ネットワークとインターネットの設定」→「アダプターのオプションを変更」→「使用しているネットワークを右クリック」→「プロパティ」→「インターネットプロトコル バージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外す
  • ルーターの場合:管理画面にログインし、IPv6設定を無効化(詳細はルーターの取扱説明書を参照)

② DNSを手動で変更する

プロバイダーのDNSサーバーが適切に機能していない可能性があるため、Google Public DNSやCloudflare DNSに変更してみましょう。

  • Google Public DNS:8.8.8.88.8.4.4
  • Cloudflare DNS:1.1.1.11.0.0.1

Windowsでの設定手順。

  1. 「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」
  2. 「アダプターの設定の変更」から使用しているネットワークを右クリックし、「プロパティ」を選択
  3. 「インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」ボタンをクリック
  4. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、Google Public DNSやCloudflare DNSを入力

③ ルーターの設定を確認する

ルーターの設定で、IPv4 over IPv6(MAP-EやDS-Lite)が有効になっているか確認しましょう。設定を変更するには、ルーターの管理画面にログインし、通信方式の確認・変更を行います。

  • おてがる光の場合、DS-Lite方式を使用している可能性があるため、「DS-Lite接続」が有効になっているか確認
  • もしMAP-E方式でないといけない場合、プロバイダーのサポートに問い合わせて適切な設定を確認

④ セキュリティソフトやファイアウォールの設定を確認

セキュリティソフトやWindowsのファイアウォールが一部のウェブサイトへのアクセスをブロックしている可能性があります。一時的に無効にして、インターネット接続が改善するか確認してみましょう。

  • Windowsの場合:「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」から設定を変更
  • 使用しているウイルス対策ソフトの設定を確認し、一時的にオフにしてテスト

まとめ

光回線契約後にGoogleやYouTubeしか開けない場合、以下の手順を試してみましょう。

  • IPv6を一時的に無効化する
  • DNSをGoogle Public DNS(8.8.8.8)やCloudflare DNS(1.1.1.1)に変更
  • ルーターの設定を確認し、IPv4 over IPv6(MAP-EやDS-Lite)が適切に設定されているかチェック
  • セキュリティソフトやファイアウォールの設定を一時的に無効にしてテスト

これらの方法を試しても解決しない場合は、おてがる光のカスタマーサポートに問い合わせ、詳細な接続状況を確認してもらいましょう。

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