eMAXIS Slim米国株式（S&P500）とS&P500指数のチャートの違いを理解する

投資信託「eMAXIS Slim米国株式（S&P500）」のチャートと、一般的にウェブ上で見られるS&P500指数のチャートには違いが見られます。これらの違いを理解することで、投資判断をより適切に行うことができます。

eMAXIS Slim米国株式（S&P500）とは

eMAXIS Slim米国株式（S&P500）は、三菱UFJアセットマネジメントが提供するインデックスファンドで、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する投資成果を目指しています。（参考）

S&P500指数は、米国の主要な500社の株価で構成される株価指数で、米国経済の動向を反映する指標として広く利用されています。

eMAXIS Slim米国株式（S&P500）は円建てで運用されているため、米ドルと円の為替レートの変動が基準価額に影響を与えます。一方、S&P500指数は米ドルベースで算出されているため、為替の影響を受けません。

投資信託には信託報酬などの運用コストがかかります。eMAXIS Slim米国株式（S&P500）の信託報酬率は年率0.09372％以内（2023年5月11日時点）と低水準ですが、これらのコストが基準価額に影響を与えるため、S&P500指数の値動きと完全には一致しません。（参考）

eMAXIS Slim米国株式（S&P500）では、受け取った配当金をファンド内で再投資することで、基準価額の成長を図っています。これにより、S&P500指数の値動きとは異なるチャートの形状になることがあります。

例えば、eMAXIS Slim米国株式（S&P500）のチャートでは、基準価額と分配金込み価額が表示され、これらは為替レートや運用コストの影響を受けています。一方、S&P500指数のチャートは米ドルベースであり、これらの要因の影響を受けません。（参考）

eMAXIS Slim米国株式（S&P500）とS&P500指数のチャートの違いは、為替レートの変動、運用コスト、分配金の再投資などによるものです。これらの要因を理解することで、投資信託のパフォーマンスを正しく評価し、適切な投資判断を行うことが可能になります。