Google Cloudで「請求先アカウントがありません」と表示された場合の課金状況と対処法

Google Cloudを利用する際、「請求先アカウントがありません」というメッセージが表示されることがあります。この表示が出た場合、課金が発生するのかどうか、不安に思う方も多いでしょう。

本記事では、このメッセージの意味と、課金が発生するかどうかの確認方法、今後の対応について解説します。

「請求先アカウントがありません」とはどういう意味？

Google Cloudでは、サービスを利用するために請求先アカウント（Billing Account）の設定が必要です。「請求先アカウントがありません」と表示される場合、以下のような可能性が考えられます。

Google Cloudを初めて利用する場合、請求先アカウントを作成しないと有料サービスは利用できません。この場合、課金は発生していません。

過去にGoogle Cloudを利用していた場合でも、支払い情報の不備やGoogleのポリシーに違反した場合、請求先アカウントが無効化されている可能性があります。この場合、新しい課金は発生しませんが、過去の未払い料金がある場合は支払いを求められる可能性があります。

Google Cloudは無料トライアルを提供しており、一定のクレジット（例: 300ドル分）が付与されることがあります。この期間中は基本的に請求されませんが、無料枠を超えた場合や無料トライアル終了後は課金が発生するため注意が必要です。

課金の有無を確認するには、以下の手順を実行してください。

Google Cloud Consoleの請求ページにアクセスし、「請求先アカウント」の状況を確認します。

もし「請求先アカウントがありません」と表示されている場合は、現在のところ課金対象のアカウントが設定されていない状態です。

万が一、Google Cloudの請求に心配がある場合は、登録したクレジットカードの利用明細を確認しましょう。

Google Cloudのサポートに問い合わせることで、課金状況を詳しく確認できます。サポートページからチャットまたはメールで問い合わせ可能です。

「請求先アカウントがありません」と表示されたとしても、意図しない課金を防ぐために以下の対策を行うことをおすすめします。

無料トライアル終了後に自動課金が発生することがあるため、トライアル終了日を確認し、不要であればアカウントを削除しておきましょう。

無料枠を超えた場合に課金が発生するため、必要のないサービスは無効化し、リソースを削除しておきましょう。

請求を完全に防ぐためには、請求先アカウントを削除することも一つの方法です。ただし、一度削除すると復元できないため、慎重に判断してください。

Google Cloudで「請求先アカウントがありません」と表示された場合、基本的には課金が発生していないと考えられます。ただし、過去の未払い分や無料トライアルの終了後に課金される可能性もあるため、請求状況をしっかり確認しておきましょう。

不明な点がある場合は、Google Cloud Consoleやクレジットカードの明細を確認し、必要に応じてサポートに問い合わせるのが安全です。