最近、アラブ首長国連邦(UAE)などの海外番号からの迷惑電話が増えています。「知らない番号だから無視しよう」と思っても、間違えて折り返してしまうこともあるでしょう。
本記事では、海外の迷惑電話のリスクと、間違えてかけ直してしまった場合の影響、さらに今後の対策について詳しく解説します。
海外の迷惑電話の主な手口とは?
海外の迷惑電話には、さまざまな手口があります。代表的なものを紹介します。
① ワン切り詐欺
電話が一瞬だけ鳴ってすぐ切れることが特徴です。折り返すと、高額な通話料金が発生する可能性があります。
② 国際詐欺電話
「あなたが当選しました」「緊急の用件です」などと言って、個人情報を聞き出そうとする手口です。
③ なりすまし詐欺
金融機関や政府機関を装い、「口座に問題がある」「身元確認が必要」などと騙して情報を盗み取ります。
間違えて折り返してしまった場合のリスク
間違えて電話をかけてしまった場合、以下のリスクが考えられます。
① 高額な国際通話料金
日本の携帯キャリアは、海外通話の料金が非常に高額です。数秒の通話でも数千円かかることがあります。
② 個人情報の漏洩
相手が音声ガイダンスを流し、「番号を押してください」などと指示することがあります。これに従うと、個人情報が収集される可能性があります。
③ 詐欺のターゲットになる
折り返すことで「この番号の持ち主は電話に出る可能性が高い」と判断され、今後さらに迷惑電話が増える恐れがあります。
迷惑電話を防ぐための対策
今後、同様の迷惑電話を受けないために、以下の対策を実施しましょう。
① 海外番号をブロックする
スマートフォンの設定やアプリを利用して、海外からの着信をブロックできます。
- iPhone:「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」を有効にする
- Android:「通話設定」→「着信拒否リスト」に海外番号を追加
② 迷惑電話対策アプリを活用
「Whoscall」や「迷惑電話ブロック」などのアプリを使うと、迷惑電話を自動で検出・ブロックできます。
③ 通話履歴を削除する
誤って折り返してしまうのを防ぐために、知らない海外番号の履歴はすぐに削除しましょう。
④ 携帯キャリアのオプションサービスを利用
NTTドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアは、国際電話の発信を制限するサービスを提供しています。これを活用すると、誤発信を防げます。
もし詐欺被害が心配な場合の対応
すでに折り返してしまった後に、「詐欺かもしれない」と不安になった場合、以下の対応を行いましょう。
① 通話履歴を確認する
通話時間が長くなっていないかをチェックし、不審な番号を記録しておきます。
② 携帯キャリアに相談
通話料の確認や、不正な国際通話の請求がないかをキャリアに問い合わせましょう。
③ 金融機関や個人情報の管理を徹底
万が一、電話で個人情報を伝えてしまった場合は、銀行口座やクレジットカードの利用状況をチェックし、不審な動きがないか確認しましょう。
まとめ:迷惑電話には折り返さず、徹底的にブロックを!
海外の迷惑電話は、詐欺や高額な通話料金を狙ったものが多く、絶対に折り返さないことが最善の対応です。
- 知らない海外番号からの着信には出ない
- 誤って折り返した場合は、すぐに通話を切る
- スマホの設定やアプリを活用し、海外番号をブロック
- キャリアの国際通話制限サービスを利用
迷惑電話の被害を防ぐために、今すぐ対策を実施しましょう!
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