Dropboxを使用していると、退職した社員がロックしたファイルを削除できないケースが発生することがあります。本記事では、ロック解除ができない状況でファイルを強制的に削除する方法について解説します。
Dropboxのファイルロックとは?
Dropboxでは、複数人でのファイル編集時に競合を防ぐため、特定のユーザーがファイルをロックできる機能があります。このロックが有効な間、他のユーザーは編集や削除ができません。
ロックされたファイルを削除する方法
1. 管理者に依頼する
Dropboxの管理者は、ロックを解除する権限を持っています。まずは社長(管理者)に依頼して、該当ファイルのロックを解除してもらうのが最も確実な方法です。
2. Dropboxのウェブ版からロック解除を試みる
もし管理者の協力が難しい場合、ウェブ版Dropboxからロック解除ができるか確認してみましょう。
- Dropboxのウェブサイト(https://www.dropbox.com)にログイン
- ロックされたファイルを右クリック
- 「ロック解除をリクエスト」を送信
ロック解除が承認されれば、通常通り削除が可能になります。
3. Dropboxの管理者権限を変更する
Dropbox Businessアカウントを使用している場合、管理者でなくても権限を変更できることがあります。
- 「管理コンソール」から「メンバー」タブを開く
- 自分自身に管理者権限を付与する
- ロックされたファイルの解除を試す
4. Dropboxのローカルフォルダから削除
パソコンのローカルフォルダ(Dropboxと同期されたフォルダ)から削除できるか試します。
- Dropboxフォルダを開く
- ロックされたファイルを右クリックし、「削除」を試す
- 削除できない場合は、ファイルを移動後、Dropboxのウェブ版から削除する
5. PCの管理者権限を使用して削除
WindowsやMacの管理者権限を使って削除を試みる方法です。
- ファイルを右クリックして「プロパティ」→「セキュリティ」タブを開く
- 「詳細設定」→「所有者を変更」
- 自分のアカウントを所有者に変更し、「適用」
- ファイルを削除
まとめ
ロックされたDropboxファイルの削除は、基本的に管理者権限が必要です。管理者の協力を得るのが最善ですが、それが難しい場合はウェブ版やローカルフォルダからの削除を試みましょう。最終手段としてPCの管理者権限を使用すれば削除できる可能性があります。
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