iCloud Photosに動画がアップロードできない原因と対処法|MP4/M4Vを正しく保存する方法

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iCloud Photos(iCloud写真)を利用していると、「MP4/M4Vの動画ファイルをアップロードしようとすると、『jpg形式しかアップロードできません』と表示される」という問題が発生することがあります。この現象の原因と、iCloud Photosに動画を正しく保存する方法について解説します。

iCloud Photosに保存できるファイル形式

iCloud Photosは、写真だけでなく動画ファイルも保存できます。対応しているファイル形式は以下の通りです。

種類 対応フォーマット
写真 JPEG、HEIF、PNG、GIF、TIFF
動画 MP4、M4V、MOV

このため、基本的にはMP4やM4Vの動画もアップロード可能ですが、特定の条件でエラーが発生することがあります。

動画のアップロードができない原因

iCloud PhotosにMP4/M4Vをアップロードしようとしてもエラーが出る原因は、いくつか考えられます。

1. iCloud Web版の制限

iCloud PhotosのWeb版(iCloud.com)を利用してアップロードする場合、動画ファイルは直接アップロードできず、JPGのみ許可されることがあります。

この場合、Web経由ではなく、iPhoneやMacの「写真」アプリを使用して同期する必要があります。

2. 動画のコーデックが非対応

MP4やM4Vであっても、エンコードされたコーデックがAppleの標準仕様と異なる場合、iCloud Photosでは認識されない可能性があります。

  • 対応コーデック: H.264、HEVC(H.265)
  • 非対応コーデック: VP9、AV1、DivX など

動画がアップロードできない場合は、動画のエンコード形式を確認し、必要に応じてH.264またはHEVCに変換しましょう。

3. ストレージ容量の不足

iCloudのストレージがいっぱいになっていると、新たな動画をアップロードできません。特に動画はサイズが大きいため、すぐにストレージが圧迫される可能性があります。

以下の手順でストレージの空き容量を確認しましょう。

  • iPhoneの場合: 設定 → Apple ID → iCloud → ストレージ管理
  • Macの場合: システム設定 → Apple ID → iCloud

必要に応じて、不要なファイルを削除するか、iCloudストレージのプランをアップグレードしましょう。

4. インターネット接続の不具合

アップロードには安定したインターネット接続が必要です。特に、大容量の動画をアップロードする際は、Wi-Fi環境を利用することをおすすめします。

以下の方法で接続をチェックしてください。

  • Wi-Fiが安定しているか確認
  • 通信速度をテスト(FAST.com などのサービスを利用)
  • モバイルデータの場合はWi-Fiに切り替える

動画を正しくiCloud Photosにアップロードする方法

iCloud Photosに動画を問題なく保存するための手順を紹介します。

1. iPhoneやMacの「写真」アプリを利用する

Web版ではなく、iPhoneやMacの「写真」アプリを使用して自動同期を行うことで、動画もアップロードされます。

手順:

  • iPhoneの場合: 設定 → Apple ID → iCloud → 「写真」をオンにする
  • Macの場合: システム設定 → Apple ID → iCloud → 「写真」をオンにする

これにより、撮影した写真や動画が自動的にiCloudにアップロードされます。

2. 動画のフォーマットを変換する

MP4やM4Vであっても、非対応のコーデックが原因でアップロードできないことがあります。その場合、H.264またはHEVC(H.265)形式に変換してから再アップロードを試しましょう。

おすすめの変換ツール:

  • HandBrake(無料)
  • iMovie(Mac標準アプリ)
  • VLCメディアプレイヤー

3. iCloudストレージの空き容量を確保する

iCloudのストレージが不足している場合、以下の方法で空き容量を増やしましょう。

  • 不要な写真や動画を削除
  • iCloud Driveの不要なファイルを整理
  • iCloudストレージプランをアップグレード(50GB, 200GB, 2TBのオプションあり)

まとめ

iCloud PhotosにはMP4/M4Vの動画も保存可能ですが、Web版では動画が直接アップロードできないため、iPhoneやMacの「写真」アプリを利用する必要があります。

また、動画のコーデックが非対応だったり、iCloudのストレージが不足している場合もアップロードが失敗する原因となります。

適切なフォーマットに変換し、ストレージを確保することで、問題なくiCloud Photosに動画を保存できるようになります。

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