Googleフォトは、自動バックアップ機能を備えた便利なクラウドストレージサービスですが、稀に「特定の期間の写真が消えている」「バックアップされていない」といったトラブルが発生することがあります。本記事では、Googleフォトのデータが一部欠落する可能性のある原因と、その対処法について詳しく解説します。
Googleフォトのデータが消える可能性がある原因
① バックアップが正常に動作していなかった
Googleフォトは、自動的に写真をバックアップしますが、次のような状況ではバックアップが停止することがあります。
- Wi-Fiやモバイルデータ通信が不安定だった
- Googleフォトのバックアップ設定がオフになっていた
- スマホのストレージがいっぱいで、バックアップが一時停止していた
② Googleアカウントの一時的なログアウト
通常、Googleアカウントをログアウトするとバックアップも一時的に停止します。ただし、ログアウトしても既にバックアップされたデータが削除されることはありません。
また、Google検索アプリやGoogleマップからログアウトしても、Googleフォト自体のログアウトとは別なので、影響はほぼないと考えられます。
③ Googleフォトの容量制限
2021年6月1日以降、Googleフォトは無制限の無料バックアップを終了し、15GBの無料ストレージ制限を導入しました。そのため、
- 2021年4月以前に容量制限に達していた
- 一部のデータがバックアップされず、後に削除された
という可能性も考えられます。
④ SDカードのデータと同期していなかった
Googleフォトは、スマホの内部ストレージ内の写真を優先的にバックアップします。SDカード内のデータがバックアップされるには、手動で設定する必要があります。そのため、SDカード内の写真がGoogleフォトにアップロードされていなかった可能性もあります。
Googleフォトのデータを確認・復元する方法
① ゴミ箱をチェックする
Googleフォトでは、削除された写真は60日間ゴミ箱に保存されます。以下の手順でゴミ箱を確認しましょう。
- Googleフォトアプリを開く
- [ライブラリ]タブ → [ゴミ箱] を開く
- 消えてしまった写真があるか確認し、必要であれば復元
② 別のデバイスでログインしてみる
スマホのGoogleフォトアプリで確認しても写真が見つからない場合、PCのブラウザで GoogleフォトのWeb版 にログインして、データが残っていないか確認してみましょう。
③ アーカイブフォルダを確認する
Googleフォトには「アーカイブ」という機能があり、一部の写真が誤ってアーカイブに移動されている可能性があります。
- Googleフォトアプリを開く
- [ライブラリ]タブ → [アーカイブ] をチェック
④ Googleアカウントのログイン履歴を確認する
Googleアカウントが過去にログアウトされた可能性を調べるには、Googleのアクティビティ履歴を確認します。
- Googleアカウントのセキュリティ設定 にアクセス
- [デバイスの管理] を開き、過去にログインしたデバイスを確認
- 不審なログイン履歴がないかチェック
Googleフォトのバックアップを確実にする方法
今後、データの欠落を防ぐために、以下のポイントを意識しましょう。
① バックアップ設定を確認する
Googleフォトの設定を開き、[バックアップと同期] がオンになっているか確認しましょう。
- [Googleフォト]アプリを開く
- [プロフィールアイコン] → [フォトの設定]
- [バックアップと同期] を確認
② Wi-Fi環境下でのバックアップを優先
モバイルデータではなく、Wi-Fi接続時にのみバックアップする設定にすると、通信環境が安定しやすくなります。
③ 定期的に手動でGoogleフォトを開く
Googleフォトは、アプリを長期間開かないとバックアップが一時停止されることがあります。定期的にアプリを開き、バックアップが進行しているか確認しましょう。
まとめ
Googleフォトのデータが一部欠落する原因として、次のような要因が考えられます。
- Wi-Fi接続が不安定でバックアップが途切れた
- Googleアカウントの一時的なログアウト
- ストレージ容量の制限に達していた
- SDカードのデータが同期されていなかった
まずは、Googleフォトの「ゴミ箱」「アーカイブ」「Web版」などをチェックし、復元できるか試してみましょう。また、今後のバックアップミスを防ぐために、設定を見直し、定期的にデータを確認することが大切です。
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