新しいPCに買い換えた際、以前のPCでは問題なくアクセスできたサイトが突然開けなくなることがあります。また、一部のアプリが「インターネットに接続されていません」と表示されるケースもあります。本記事では、考えられる原因とその対策について解説します。
考えられる主な原因
以下のような要因が、新しいPCでサイトやアプリが正常に動作しない原因となる可能性があります。
- セキュリティソフト(ノートン)の影響
- Windows 11のネットワーク設定の変更
- DNSやプロキシ設定の影響
- ファイアウォールによるブロック
- ネットワークドライバーの不具合
1. セキュリティソフトの設定を確認する
新しいPCではマカフィーからノートンに変更されたとのことですが、ノートンの設定が影響している可能性があります。
対策
- ノートンを一時的に無効化し、問題のサイトが開けるか試す。
- 「ファイアウォール」の設定を確認し、「Web保護」や「安全な接続」のオプションを変更する。
- ブロックされているサイトのリストを確認し、対象のサイトをホワイトリストに追加する。
2. Windows 11のネットワーク設定を見直す
Windows 11では、デフォルトのネットワーク設定が以前のバージョンとは異なる場合があります。
対策
- DNS設定を変更する:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fiまたはイーサネット」→「DNS設定を手動で設定」→「Google Public DNS(8.8.8.8、8.8.4.4)」に変更する。
- プロキシ設定を確認する:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」→「プロキシの自動検出を無効化」し、手動設定をオフにする。
3. ファイアウォールの設定を確認する
Windows Defenderのファイアウォールやノートンのファイアウォールが特定のアプリやサイトをブロックしている可能性があります。
対策
- 「Windows Defenderファイアウォール」を開き、「許可されたアプリと機能」で影響を受けているアプリがブロックされていないか確認する。
- ノートンの「ファイアウォール設定」を開き、問題のアプリがブロックされていないか確認する。
4. ネットワークドライバーを最新に更新する
ネットワークドライバーが最新でないと、インターネット接続に問題が発生することがあります。
対策
- 「デバイスマネージャー」を開く。
- 「ネットワークアダプター」→「Wi-Fiまたは有線LANアダプター」を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択する。
- 最新のドライバーが適用されるまで待つ。
5. その他のトラブルシューティング
上記の方法を試しても解決しない場合、以下の追加の対策を試してみてください。
- ブラウザのキャッシュ・クッキーを削除して再試行する。
- 別のブラウザ(Chrome、Edge、Firefox)でアクセスを試す。
- ルーターを再起動し、接続をリセットする。
まとめ
新しいPCに変更した際にサイトやアプリが正常に動作しない場合、セキュリティソフトの設定やWindows 11のネットワーク設定が影響していることが多いです。まずはノートンの設定を見直し、DNSやファイアウォールの調整、ネットワークドライバーの更新を試すことで、問題が解決する可能性があります。
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