iPhoneのiCloudストレージ(5GB)がいっぱいになり、バックアップができない状態に悩んでいませんか?特に、写真をiCloudに保存せず、連絡先やLINEのみバックアップを有効にしている場合でも、他のアプリのデータがストレージを圧迫している可能性があります。
本記事では、iCloudバックアップの仕組みや、PayPay・d払い・イオンウォレットなどの決済アプリのバックアップをオフにしても大丈夫なのかを解説し、効率的にiCloudストレージを管理する方法を紹介します。
iCloudバックアップとは?
iCloudバックアップは、iPhoneのデータを自動的にクラウドに保存する機能です。万が一のトラブルや機種変更時に、スムーズにデータを復元できるメリットがあります。
バックアップされるデータには以下のようなものが含まれます。
- アプリのデータ(設定やログイン情報を含む)
- 連絡先・メモ・カレンダー
- LINEのトーク履歴(iCloud Drive経由)
- 写真・ビデオ(「iCloud写真」を有効にしている場合)
- デバイスの設定情報
しかし、iCloudの無料ストレージは5GBしかないため、不要なデータをバックアップ対象から外すことで容量を確保する必要があります。
決済アプリ(PayPay・d払い・イオンウォレット)のバックアップは必要?
PayPay・d払い・イオンウォレットなどの決済アプリのバックアップをオフにしても、基本的には問題ありません。これらのアプリはアカウント情報がクラウド上に保存されており、再インストール後にログインすればデータが復元されます。
1. PayPayのバックアップについて
PayPayはクラウドベースのサービスであり、以下の情報はアプリの再インストール後にログインするだけで復元されます。
- 登録した銀行口座やクレジットカード情報
- PayPay残高
- 利用履歴
そのため、iCloudバックアップをオフにしても問題はありません。
2. d払いのバックアップについて
d払いも同様に、アカウントに紐づいた情報がクラウド上に保存されています。
- 登録済みのクレジットカード情報
- dポイントの残高
- 購入履歴
アプリを削除しても、再インストール後にdアカウントでログインすれば利用を再開できます。
3. イオンウォレットのバックアップについて
イオンウォレットもアカウント情報がクラウド上に保存されているため、バックアップがなくても以下のデータは復元可能です。
- クレジットカード情報
- 利用履歴
- WAONポイント
再インストール後、再ログインするだけで元の状態に戻ります。
iCloudのストレージを節約する方法
1. 不要なアプリのバックアップをオフにする
iCloudにバックアップするアプリを選択することで、ストレージの使用量を減らすことができます。
- 「設定」アプリを開く。
- 「Apple ID(名前)」→「iCloud」→「ストレージを管理」→「バックアップ」を選択。
- 「このiPhone」を選択し、不要なアプリのバックアップをオフにする。
決済アプリ(PayPay・d払い・イオンウォレット)や、一部のゲームアプリはバックアップをオフにしても問題ないことが多いです。
2. iCloud写真をオフにする
写真は容量を大きく消費するため、「iCloud写真」をオフにすることで大幅にストレージを節約できます。
- 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」を開く。
- 「写真」を選択し、「iCloud写真」をオフにする。
代わりにGoogleフォトやAmazon Photosなどの無料ストレージサービスを活用するのもおすすめです。
3. 古いバックアップを削除する
過去に使用していたiPhoneのバックアップが残っている場合、それを削除するとストレージを空けることができます。
- 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「ストレージを管理」→「バックアップ」を開く。
- 古いデバイスのバックアップを選択し、「削除」をタップ。
まとめ
iCloudの容量不足でバックアップができない場合、不要なアプリのバックアップをオフにすることでストレージを確保できます。
特に、PayPay・d払い・イオンウォレットなどの決済アプリは、バックアップをオフにしても問題ありません。これらのアプリはクラウド上にデータが保存されており、再インストール後にログインするだけで復元できます。
また、iCloud写真のオフや古いバックアップの削除などの対策を行えば、より効率的にストレージを管理できるでしょう。
iCloudストレージを最適化して、必要なデータだけをバックアップできる環境を整えましょう!
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