Wi-Fiルーターを利用してPCを無線でインターネットに接続するには、PCに適切な無線機能を追加する必要があります。特に、購入予定のWindows 11 PCには有線接続を予定しているものの、現在のWindows 10 PCをWi-Fi接続で使用したい場合、いくつかの方法があります。
無線機能がないPCでWi-Fiを利用する方法
PCに無線機能がない場合でも、以下の方法でWi-Fiルーターと接続できます。
- USB接続のWi-Fiアダプターを使用する
- PCIeスロットにWi-Fiカードを追加する
- Wi-Fi中継機(イーサネットコンバーター)を使用する
それぞれの方法について、詳しく解説します。
方法1:USB接続のWi-Fiアダプターを使用する
最も手軽な方法は、USBポートに接続するWi-Fiアダプターを使用することです。
手順。
- USB Wi-FiアダプターをPCのUSBポートに接続する。
- Windowsが自動でドライバーをインストールするのを待つ(必要な場合は付属CDやメーカーサイトからドライバーをインストール)。
- Wi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力して接続する。
おすすめのUSB Wi-Fiアダプターには、以下のような製品があります。
- TP-Link Archer T3U(コンパクトで高速通信対応)
- BUFFALO WI-U3-866DS(安定した接続が可能)
方法2:PCIeスロットにWi-Fiカードを追加する
デスクトップPCの場合、内部のPCIeスロットにWi-Fiカードを取り付けることで無線機能を追加できます。
手順。
- PCの電源を切り、ケースを開ける。
- PCIeスロットにWi-Fiカードを取り付ける。
- 必要に応じてアンテナを取り付ける。
- PCを起動し、ドライバーをインストールする。
この方法はUSBアダプターよりも安定した通信が可能ですが、取り付けにはPC内部の開封が必要です。
方法3:Wi-Fi中継機(イーサネットコンバーター)を使用する
別の方法として、Wi-Fi中継機を利用し、有線LAN接続でPCをWi-Fiルーターに接続する方法があります。
手順。
- Wi-Fi中継機をWi-Fiルーターと接続する。
- 中継機のLANポートからLANケーブルをPCに接続する。
- PCは有線接続として認識されるため、特別な設定は不要。
この方法は、USBアダプターよりも安定した接続が可能で、デスクトップPCでも利用しやすいのが特徴です。
どの方法を選ぶべきか?
それぞれの方法にはメリット・デメリットがあります。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
USB Wi-Fiアダプター | 安価で手軽に導入可能 | 電波干渉を受けやすい |
PCIe Wi-Fiカード | 安定した通信が可能 | PCの開封が必要 |
Wi-Fi中継機 | 有線接続として使用可能 | 機器の追加が必要 |
まとめ
無線機能がないPCでも、USB Wi-FiアダプターやPCIe Wi-Fiカード、Wi-Fi中継機を活用することで、Wi-Fiルーターを介してインターネットに接続できます。環境や使用用途に応じて最適な方法を選びましょう。
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