Wi-Fiルーターの設定方法：ルーターモードとブリッジモードの違いと選び方

Wi-Fiルーターの設定方法には「ルーターモード」と「ブリッジモード」の2つの主要なモードがあります。どちらを選ぶべきかは、家庭のネットワーク環境や使っているインターネット回線の種類によって異なります。この記事では、これらのモードの違いと、それぞれがどのような場面で最適かを解説します。

1. ルーターモードとブリッジモードの違い

Wi-Fiルーターには、2つの主なモードがあります。それぞれの特徴と利用シーンを理解することで、最適な設定を選ぶことができます。

ルーターモードは、Wi-Fiルーターがインターネット接続を管理し、家庭内のすべてのデバイスにIPアドレスを割り当てるモードです。このモードでは、インターネット接続の管理、ルーターによるNAT（ネットワークアドレス変換）、およびファイアウォール機能が有効になります。

ブリッジモードは、Wi-Fiルーターが単にインターネット接続を提供するためのアクセスポイントとして動作するモードです。このモードでは、ルーターはインターネット接続を管理せず、接続した機器にIPアドレスの割り当てやルーティングを行いません。

どちらのモードを使用すべきかは、インターネット回線の契約内容や家庭のネットワーク構成によって異なります。

ルーターモードは、通常、インターネット接続の管理やネットワークのセキュリティを自宅のルーターに任せたい場合に使用します。たとえば、インターネットサービスプロバイダ（ISP）から提供されるモデムが単純なモデムであり、ルーター機能がない場合には、ルーターモードで使用する必要があります。

ブリッジモードは、既にルーター機能を備えたモデムや他のネットワーク機器がある場合に便利です。このモードでは、既存のネットワーク機器がインターネット接続の管理を行い、Wi-Fiルーターはアクセスポイントとして機能します。これにより、ルーター機能が重複することを避けられます。

アハモ光の接続設定に関しては、提供されるモデム（例：PR-400KI）に合わせた最適なルーター設定を選ぶことが重要です。

アハモ光の場合、OCNバーチャルコネクトを通じてインターネットに接続しています。このような接続方法では、モデムの役割が重要です。モデムがルーター機能を持っている場合、ブリッジモードを使用すると、ルーター機能が重複しません。

PR-400KI（アハモ光のモデム）を使用している場合、ルーターとしてAterm WX4200D5を新たに追加する際には、基本的にはPR-400KIをルーターとして使用するのが一般的です。この場合、Aterm WX4200D5はブリッジモードで使用することをお勧めします。

モデムとルーターの役割の違いを理解することは、ネットワーク設定をスムーズに行うために不可欠です。

モデムは、インターネットサービスプロバイダ（ISP）から提供されるインターネット信号を家庭内で使用できる信号に変換します。モデム自体には、インターネット接続の管理機能が含まれていることもあります。

ルーターは、家庭内の複数のデバイスがインターネットにアクセスできるようにIPアドレスを割り当て、ネットワークのセキュリティを管理します。Wi-Fiルーターは、無線接続を提供し、複数の機器が同時に接続できるようにします。

Wi-Fiルーターの設定は、家庭のネットワーク環境に合わせて選ぶことが重要です。一般的に、アハモ光の場合、モデムの役割が大きいため、ルーターはブリッジモードで設定するのが最適です。

もし、ルーターとモデムの設定について不安がある場合は、ISPのサポートや専門家に相談することをお勧めします。これにより、ネットワークが最適に動作するようにすることができます。