スプレッドシートで連動するプルダウンリストの警告を解消する方法

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Googleスプレッドシートで連動したプルダウンリストを作成する際に、並べ替え後に表示される「指定した範囲の入力してください」という警告が発生することがあります。この警告は入力規制が並べ替え前の状態に残っていることが原因です。今回は、この警告を解消するための方法について解説します。

連動するプルダウンリストの作成方法

まず、スプレッドシートで連動するプルダウンリストを作成するには、入力用シート、リスト用シート、連動用シートを使い、プルダウンの条件を設定する必要があります。

一般的には、VLOOKUPやARRAYFORMULAを使って、選択された項目に応じて次のリストを動的に表示する方法が多く使われます。以下の式を使用して、2つ目のプルダウンに必要な情報を表示させることができます。

=ARRAYFORMULA(IFERROR(VLOOKUP(A2:A, 'リスト'!A2:E, {2,3,4,5,6,7}, 0)))

警告「指定した範囲の入力してください」が表示される理由

並べ替え後に表示される赤い三角と警告メッセージ「指定した範囲の入力してください」は、プルダウンリストに設定した入力規制が並べ替え前の範囲に基づいていることが原因です。この入力規制は、シートが並べ替えられた際に自動で更新されないため、警告が表示されます。

この問題は、スプレッドシート内で「データ検証」機能を使ってプルダウンリストを作成している場合に特に発生しやすいです。並べ替えを行っても、検証範囲が固定されているため、リストが変更されるたびに警告が表示されます。

警告を解消するための手順

警告を解消するには、以下の方法を試してみてください。

1. データ検証範囲の再設定

最も簡単な方法は、プルダウンリストを作成しているセルの「データ検証」を再設定することです。並べ替え後にリストが正しく表示されるように、データ検証の範囲を動的に設定します。

これには、範囲を絶対参照ではなく、相対参照に変更する方法があります。例えば、リスト範囲を「A2:A1000」と設定していた場合、並べ替えが行われた後に新しい範囲に対応できるように変更します。

2. ARRAYFORMULAを使用した範囲の調整

もう一つの方法は、ARRAYFORMULAを使って動的に範囲を指定する方法です。ARRAYFORMULAを使うことで、並べ替えを行っても範囲が自動的に更新されるため、警告を回避することができます。

例えば、連動リストの式を以下のように変更します。

=ARRAYFORMULA(IFERROR(VLOOKUP(A2:A, 'リスト'!A2:E, {2,3,4,5,6,7}, 0)))

まとめ:スプレッドシートの警告を解消する方法

スプレッドシートでプルダウンリストを作成する際に発生する「指定した範囲の入力してください」という警告は、主にデータ検証の範囲が並べ替えに対応していないことが原因です。この問題は、データ検証範囲を再設定したり、ARRAYFORMULAを使って動的に範囲を指定することで解決できます。

プルダウンリストの警告を解消することで、より効率的にスプレッドシートを活用できるようになります。これらの方法を試して、スムーズな作業を実現しましょう。

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