iCloudに写真やデータを同期する際に、古いiPhoneのデータが消えないか心配になることはよくあります。特に、機種変更後やiCloudの容量が増えたときに同期の仕組みが複雑になることがあります。この記事では、iCloudとiPhoneの同期に関する不安を解消するために、よくある質問とその対処法を解説します。
iCloudとiPhoneの同期とは?
iCloudはAppleが提供するクラウドサービスで、データのバックアップや同期を自動で行う機能を提供します。特に、写真や動画をiCloudにアップロードして、複数のデバイスで共有・閲覧することができます。
iPhoneに保存されているデータは、iCloudと同期することで、デバイス間で一貫性を保つことができるため、異なる端末で同じデータを利用することができます。しかし、同期中や設定変更時に不安になることがあります。
iCloudと同期後にデータは消える?
iCloudにデータを同期した後、特に「同期オフにして削除」を選択した場合、古いiPhoneに保存されているオリジナルの写真や動画が消えるのではないかと心配になることがあります。
実際には、「同期オフにして削除」を行っても、iCloudにアップロードされたデータはiCloud上に残ります。これは、同期をオフにした場合でも、iCloudに保存されたデータが消えることはないためです。ただし、デバイスに保存されたオリジナルの写真や動画は、その設定が変更された後にiPhone本体から削除される場合があります。
☁️マークとiCloud同期の仕組み
写真アプリで表示される「☁️」マークは、その写真がiCloudに保存されていることを示しています。写真をタップすると、iCloudからその写真がダウンロードされて、デバイスで見ることができます。
「☁️❗️」マークがついている場合、そのデータはiCloudに保存されていないか、保存に失敗した可能性があります。これらの写真は、iCloudに完全に同期されなかったデータです。
写真が30日後に削除されるという通知が出る理由
同期オフにして削除を選択した場合、iCloudから削除されるデータには30日間の猶予期間が設けられています。この30日間は、削除される前にそのデータを復元したり、確認することができます。
この通知が表示されるのは、iCloud上に保存されている写真が30日後に自動的に削除されるからです。ですが、iPhoneに保存されたオリジナルの写真は、iCloudに同期される前にデバイス本体に残るので、これらが消えることはありません。
新しいiPhoneでの同期されたデータの確認
新しいiPhoneに保存された30GBの写真について、これがどのデータか不明な場合は、いくつかの要因が考えられます。
1. 旧iPhoneの写真が同期された
旧iPhoneの写真がiCloudに保存されていた場合、これらの写真が新しいiPhoneに自動的に同期されることがあります。この場合、新しいiPhoneのストレージに保存された30GBは、旧iPhoneから同期されたデータである可能性があります。
2. iCloudフォトライブラリの設定
iCloudフォトライブラリを使用している場合、iCloud上の写真は自動的に新しいデバイスに同期されます。設定が適切でない場合、古いデバイスのデータが新しいiPhoneに同期されていることがあります。
まとめ:iCloudとiPhoneの同期に関する注意点
iCloudとiPhoneの同期設定は非常に便利ですが、時には混乱することもあります。特に、同期オフにして削除を選択した場合や、異なるデバイス間でデータを移行する際に注意が必要です。
重要なのは、iCloudに保存されたデータはiCloud上に残ること、同期オフにして削除したデータは30日後に消えること、そしてデバイス本体に保存されたオリジナルのデータはそのまま残ることです。これらを理解することで、写真やデータの管理がよりスムーズになります。
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